2799.jpgクロツラヘラサギPlatalea minor。九州にて。

東アジアにしかおらず、しかも個体数の極めて少ない絶滅危惧種として知られる。冬に主に西南日本に飛来し、河口部などで越冬する。見るまで気づかなかったが、ここは毎年一定数のコレが来る場所だったらしい。普通に通行人がバンバン通るような道のすぐ脇で、集団で突っ立っていた。
俺は初めて見たので、感激して座って動かなかったが、通行人はみな特に騒ぎもせず普通に通り過ぎていった。希少種が身近にいることは素晴らしいが、一方でヘンに大騒ぎして構ったりせず、互いに見て見ぬふりして過ごすのも、人と野生動物のあるべき姿なのかも知れないと思った。

2801.jpgヘラのように変形した珍奇な嘴が奴の自慢。間抜け面にも関わらず、獰猛な肉食性の恐竜。幅広い嘴を開いたまま水面に突き立て、首を左右にリズミカルに振りつつ浅瀬を練り歩く。嘴に小型の生物が当たった瞬間、反射的にそれに噛みつき、丸飲みにしてしまう。

2802.jpg冬の間、基本的に日中はだらだら過ごしている。寒い時期、河口の浅瀬に獲物の魚がいないらしく、無駄に動かずに体力を温存する。夜間、内陸部の池に移動して獲物を食い漁るという話を聞いた。

2800.jpg瞳は燃えるように紅で、目つきは精悍。カモを見てもカモノハシ恐竜とは思わないが、これはカモノハシ恐竜に見える。実際、骨だけにしたらカモノハシ恐竜と大差なかろう。
嘴の表面には、細かいシワが沢山寄っている。たぶん、予想だがこのシワは人間の指紋、牛の鼻紋と同じで、個体によって入り方が違うような気がする。

2805.jpgコサギEgretta garzetta。九州にて。

水辺を徘徊し、獲物に狙いを定める。やはりサギは前足と尾を付けたら、どう見てもラプトル。

白鷺は外見は美しいが、声はゾンビ並みの酷さ。外見ばかり綺麗に見繕い、中身がアレな人間の事を、白鷺のような人と呼んでいる。

2807.jpgヒドリガモAnas penelope。九州にて。

ピュウー、と笛のような、ダミ声のカモらしからぬ声で鳴く。夜間、水から上がって雑草を食うらしく、岸辺にはこれの糞がやたら落ちている。

2806.jpgコガモAnas crecca。九州にて。

いつも思うが、カモ類のオスに見られる部分的なメタリックグリーンは、自然界に見られる最も美しい色の一つではなかろうか。頭だけとか羽の一部だけとかケチらず、全身この色のカモが見られるというなら見てみたい。

でも、もし実際にそんなのいたら、確実に乱獲されてこの世にいないだろう。

うまかっちゃん

2793.jpgハシボソガラスCorvus corone。九州にて。

浜に打ち上げられたゴミを嗜む。

2794.jpg新聞を読んで、世界情勢の把握にも余念がない。