3181.jpgヒヨケムシ。ケニアにて。

クモの親戚筋にあたる奇怪な生物で、乾燥地にしか住まない。夜間、地表を高速で駆け回り、獲物を探す。頭部についた二つのハサミで、出会った生き物を瞬時にズタズタに切り裂いて食らい尽くしてしまう。
この仲間には、アリやシロアリを好んで食う種が少なからず存在し、中にはそれが生存に必須と思われる種もいるようだ。

3184.jpgサソリ。ケニアにて。

夜間、地面のいたる所に出現する。小型で可愛らしいのだが、こういう砂漠にいるハサミが細っこくて尾が太い種は、軒並み致死的な猛毒を持つので迂闊に手を出せない。
蛇でもクモでもサソリでも、砂漠にいる奴は体サイズに関わらず、すべて人間にとって生命に関わる猛毒があると思っていい。生物の少ない過酷な環境にいる毒モノは、滅多に獲物を捕らえる機会がない。出会った獲物は確実に殺して食わねば、生きて行かれない。だから、理不尽なまでに猛毒を持ったものしか生き残っていない。

自分以外の生命がこの世に生きることを根底から許さず否定するような、その生きざまに惹かれる。

3182.jpgギドウカブリと勝手に呼ぶ首長のゴミムシCypholoba sp.。ケニアにて。

夜間地表に這い出てきて、シロアリを専門に食うらしい。しかし、このエリアではシロアリが夜になっても表に出てこなかったので、一体何を食ってしのいでいるのか不明だった。

3180.jpgヤモリ。ケニアにて。

古いオオキノコシロアリの塚から、夜間出てきた。

3178.jpgサバナの夜。

周囲にまったく町がないため、夜は満天の星。日中の灼熱地獄とは打って変わり、日没後はかなりスースーする。油断すると風邪を引く。
夜はライトを付けながら周囲を徘徊した。日中に比べれば多少の生き物は表に這い出てくるが、それでも思っていたほどではなかった。普通に何も考えず、夜の平原を歩いたのだが、後になってこの一帯がライオンの出没地域であることを知った。