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来る8月26日、講談社より新しい本「ハカセは見た!! 学校では教えてくれない生きもののひみつ」が出ます。イラストレーター・安斉俊さんの美麗なイラストとともに、私が国内外で生き物を探したりやっつけられたりした話が満載です。何卒よろしくお願いします。
http://bookclub.kodansha.co.jp/calendar
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※しばらく、トップに置きます。

3574.jpgヤマトシジミZizeeria maha。兵庫にて。

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とうとう腹端までメスのキバが到達した。まもなくこの部分も食われ、オスの体はこの世から完全に消滅する。しかし、オスは試合には負けたが勝負には勝った。

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オスはだいぶ体を食われてしまったが、まだ腹部は連結したまま残っている。そして、メスに精子を送り続ける機能も余裕で生きている。この部位まで食われてしまって初めて、オスは完全に死んだことになる。そうなる前に、少しでも多くの精子をメスの体内に流し込まねばならない。もはやオスにとって生殖器以外の胴体は、メスのキバが生殖器に届くまでの時間稼ぎでしかない。

メスがオスの胴体ばかりか、翅まで食うとは知らなかった。

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半身を食われた状態のオスは、いつの間にかしっかりと腹端をメスのそれと連結させていた。メスに捕まった後、オスは体をメスと平行な位置に引き寄せられたが、この時に腹端をやみくもに振り回してうまく当たったらしい。
カマキリのオスは頭を落とされると、自動的に腹部をあらぬ方向に曲げつつ交尾をせがむモードになる。オスは死にながら交尾することに成功した。