地下性生物、洞から出すか?沢から出すか?

3123.jpgホラアナミジンニナBythinella nipponica。九州にて。

西日本の各地から局所的に知られている巻貝で、恐ろしく小さい。アンパンの上のケシの実二つ分くらいのサイズしかない。かつて、洞窟から流れ出る細流から見つかったため、洞窟生物と見なされていたらしい。実際には洞窟に限らず、山間部の薄暗い細流の周辺で石にくっついていることが多いという。
とはいえ、俺はこれを洞窟の深部で多数見た。

四六

3119.jpgニホンヒキガエルBufo japonicus japonicus。熊本にて。

東日本のガマよりもずっと体格がいい。

3124.jpgウスバキトンボPantala flavescens。熊本にて。

毎年南方から代替わりしつつ北上していき、最後には北国で凍え死ぬ不可解な移動を繰り返す。赤トンボ(アカネ属)ではないが、方々で赤トンボと間違われる。

3122.jpgケブカクモバエPenicillidia jenynsiiとヘラズネクモバエNycteribia parvulla。四国にて。

コウモリに寄生する、にわかにはとてもハエに見えない者。成虫は蛹の状態で子を産む。出産間際に寄主から離れ、洞窟の壁面に産み付ける。蛹は長期間休眠しているようだが、寄主が近づいてきたときに恐らくそれが吐く二酸化炭素に反応してすぐ羽化する。
洞窟の天井にびっちりこれの蛹が取り付いている所を人間が歩くと、人間の吐く二酸化炭素にも反応するらしく、ぞくぞくと這い出してくる。しかし、這い出てこられても人間からは吸血できないはずなので、ただただ申し訳ない限りである。

3117.jpg精霊。

ふつくしすぎる。なお御禁制産地ゆえ採れない。