FC2ブログ

若気の至り

4246.jpgイボタガBrahmaea japonica。茨城にて。

幼虫は珍奇な姿で有名な割に、なかなか見かける機会がない。魔物っぽくて禍々しい雰囲気がいいのに、老齢幼虫になるとカドが取れて随分丸くなってしまう。

4231.jpgイカリモンガPterodecta felderi。茨城にて。

下手な蝶より蝶らしい。

4230.jpg端正な模様のガ。茨城にて。

スジケンモンらしい。

4225.jpgオカモトトゲエダシャクApochima juglansiaria。茨城にて。

鳥の糞じみた風貌の尺取虫。成虫はジェット機みたいな姿のカッコいい蛾で、年一回春先にだけ出現する。近所にモノ自体は生息しているのだが、いい街灯がないので成虫を拝めない。

4201.jpgアゲハチョウPapilio xuthus。茨城にて。

アゲハの仲間は季節により、形態が変化する種が幾つかいる。春型は小型で迫力に欠けるが、色彩にメリハリがある。夏型は巨大だが、春型よりも色彩がくすんで大味な雰囲気。やはり春型が美しい。どこにでもいる蝶だが、世界的に見ればほぼ東アジアの特産種であることを考えると、結構貴重な生物に思えてくる。

地べたに止まって、日光浴を兼ねた吸水をしている最中。春先、アゲハのみならずギフチョウの類も午前中は地べたに止まって体温を上げる。蝶の撮影マニア連中の間では、ギフチョウは地べたにただ何の能もなく止まっているよりは、カタクリの花に来ている姿の方が写真的に価値があるらしい。しかし、俺は個人的にカタクリに来ているギフチョウよりも地ベタリアンのギフチョウの方が、人生の中で遥かに見覚えがあるため、それを撮影する方を好む。地べたにいる姿だって、自然本来の姿なのだから、どちらの姿を撮影する方が優れているということもあるまい。

以前、鳥を撮影する人から聞いた話だが、鳥撮影マニアの間では、川にダイブして魚を捕るヤマセミの写真に「格付け」が存在するらしい。アブラハヤみたいな小魚を捕らえた写真は下の下で、アユになると品格が上がり、最上級はイワナだという。事実ならば心底バカバカしい。鳥が何食ってようが、ありのままの自然の姿なら何だっていいだろ。
むしろ、意図的にアユやらイワナやらを食う写真撮りたさに、鳥に餌付けするだの本来その川にいない魚を放つだのの行為のほうが、よほど有害だ。そんなことまでして、鳥の写真なんて撮るものではない。そこまで落ちぶれた写真家になど、なりたくないものだ。