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3904.jpgミズギワカメムシ一種。都内にて。

酷似した種が多く、素人では判別不可能。水際をハエのように飛び回り、自分より弱い生物を折檻の末刺し殺す。池と岸辺のぬかるみさえあれば都市部でも豊産するが、人間にはまず存在を気づかれない。

3903.jpgアメンボ。都内にて。

行き倒れのトンボを集団で襲う。チームを組んで戦略的に倒したのではなく、ただ考えもなく餌を食らおうとする者たちがたまたま集まったにすぎない。

3900.jpgクスベニヒラタカスミカメMansoniella cinnamomi。愛媛にて。

近年国内に侵入し、急速に分布を拡大する外来の害虫。街路樹のクスノキの葉を猛烈な勢いで枯らして落としていくため、非常に問題視されているが、まだ有効な対策がないらしい。
恥ずかしながら、これが愛媛にいることを知らなかった。路面電車に乗っている最中、車窓の外側に見覚えのあるカメムシがこちらに腹を晒してとまっているのに気づき、もしやと思って適当に電車を降りた近くの街路樹を探したらいた。

3882.jpgマルツノゼミGargara genistae。千葉にて。

ネット上で画像検索して出てくる「マルツノゼミ」の大半は、トビイロかオビマルの誤同定。南西諸島のものに関しては、本土のものと同一かどうか疑わしい。本拠本元、本土産の無印マルツノゼミは、神出鬼没で遭遇が難しい。
数が少ないのに加えて、明らかに地域により好む植物が異なる(フジ、イヌビワその他)ため、狙いを付けて探し難い。この個体も、予想外のカナムグラに複数の仲間と共に付いていたのには驚かされた。まさかあの時、あのタイミングで空腹に耐えかねて弁当を広げるべくあの路傍に座り込まなければ、この虫の存在に気づくこともなかった。縁とは異なモノである。

そんな本土産マルツノゼミを含め、世界中の珍奇なツノゼミを写真と共に紹介する「ふしぎないきもの ツノゼミ」(あかね書房)が発売中。よろしくお願いします。

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ニイニイゼミ。茨城にて。

普通にいる割に、羽化の様子はアブラミンミンなどと比べて遙かに見かける機会が少ないように思える。