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4232.jpgタイコウチは、二の腕のトゲがいい。トゲがない代わりに腕が斑っぽい方の奴もいいがな。

4226.jpgタイコウチLaccotrephes japonensis。茨城にて。

本当に久々に見た。ミズカマキリと並び、現存する日本最大の水生カメムシなので、見つけると嬉しいものだ。タガメ?そんなもの知らん。寝言は寝て言え。

八重山にいるという、これの友達をどうしても見てみたい。昨年西の果ての島に所用で行った際、執拗に探したが一匹も発見できなかった。地元の博物館の人でさえ、もう5-6年見ていないと言っていた。逆に言えば、5-6年前まではそれなりに目につくものだったらしい。数年前に大干ばつが島を襲って以降、水物はからきしダメになったそうだ。
多分、現時点でそれは国内絶滅していると思う。だが、もしこれがそこそこ飛翔能力の高い種であれば、隣の台湾からまた飛来して定着しそうな気もする。南西諸島においてタガメは明らかに土着個体群がおらず、台湾から単発で飛んできた個体が見つかっているに過ぎないという話がある(タガメという実体がないものを、さも実体があるかのように語ってしまった)。かつて南西諸島では、タイワンタガメが1-2例だけ見つかっており、大仰にも国の絶滅危惧種とされているが、これも単なる偶然の飛来個体であろう。

タイコウチの友達も、かの国から遊びに来て、なんなら定住してもらいたいものだが、仮に遊びに来てもらったとしても、その受け皿となる湿地環境が軒並みダメになっているのが、何とももどかしい。

4228.jpg恐らくツクツクボウシの幼虫。茨城にて。

この4月というもの、どういう訳か近所の公園でやたらセミの幼虫が地表に穴を開け、空を仰いでいるのを見る。眼が白く、まだ羽化するでもない状態の奴がだ。既に4月だけで3例も確認しているし、他にもご本尊こそ拝めないまでも、明らかに最近セミの幼虫が開けたと思われる穴ぼこが、いたるところにボコボコ開いている。これは偶然ではない。

去年まで、こんな春先にセミの幼虫が顔を出している状況など、ここはおろか日本本土のどこでも見た覚えがない。今年特有の現象である。もっとも、ここ以外の状況を知らないので、これが全国同時多発的に起きている状況かは不明だが・・。いずれも、幼虫が顔出ししているのは一時的なもので、しばらくするとまた穴を固く戸締りしてしまう。

なぜこんなことをしているのかは不明。何かよからぬことが起きる前兆かとも思ったが、自分なりに考えてこの状況を説明する仮説を立てた。今年の4月は、特に東京など関東周辺では異常に雨が多く、記録的なレベルだったらしい。そのため、この時期としては異例なほど地下空隙が湿気てしまった。ただでさえ、冬虫夏草などの菌類に冒されやすいセミの幼虫のこと、少しでも自分のいる地下室の湿気を逃がそうと、換気のために巣口を開放したのではないだろうか。
同じく地中性で、冬虫夏草にやられやすいトタテグモ類は、雨の後巣内の湿気を逃がすため、わざわざ巣口の扉を自分で開いて換気する。それと似たようなことをセミもやっているのではないか。そう考えて、勝手に納得することにした。

4190.jpgコオイムシAppasus japonicus。茨城にて。

ものすごく久々に見た。

4172.jpgクロハナカメムシAnthocoris japonicus。茨城にて。

ケヤキ樹皮下で越冬していた。