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3830.jpgコブヤスデPseudocatapyrgodesmus glaucus

関東平地からのみ知られる希少種。これまで知られる記録の多くは、偶然土壌中から得られた個体が大半。好蟻性なのだが、この生物を探そうとする奇特な人間の大半はその事実を知らないため、滅多に採集されない珍種として複数都道府県で絶滅危惧種扱いされている。
もっとも、この生物の生息環境にはかなりクセがあるので、単にアリの巣さえほじれば得られるという単純な話でもない。

この種は関東平地に固有と考えられるが、俺は九州でも明らかにこれとは別種と思われる同属種を見つけている。中間の東海~中国地方、四国では、執拗な調査にもかかわらず全く発見できない。

3706.jpgマクラギヤスデNiponia nodulosa。茨城にて。

倒木下に普通。

3696.jpgイシムカデ系の幼体。茨城にて。

ケヤキ樹皮下で越冬中。

3679.jpgハイイロチビ(ケ)フサヤスデEudigraphis kinutensis。茨城にて。

樹皮下に住み、しばしば群生する。かつては希少種とされていたが、すくなくとも近年では関東の平野部の市街地近郊で、かなり多い。

3650.jpgイソフサヤスデ。千葉にて。

磯海岸の風化岩の隙間などにいる。希少種扱いされることもあるが、生息地では基本的に多産する。