3074.jpgセスジイトトンボParacercion hieroglyphicum。茨城にて。

2996.jpgノシメトンボSympetrum infuscatum。茨城にて。

どこへ行っても見かける。近年、全国的にこれが増える反面アキアカネが減っているような話を聞いたが。

2898.jpgホソミイトトンボAciagrion migratum。熊本にて。

イトトンボの仲間はみな細身とはいえ、こいつは特に細く見える。九州以北では数少ない成虫越冬のトンボで、どちらかというと温暖な地域ほど多いもののように思う。
同じく成虫越冬のオツネンやホソミオツネンに比べて、一箇所にあまり固まって生息していないような気がする。そのため、見かけるのはいつも一匹のみ。何かの拍子に偶然飛び出してきたものばかり。

2665.jpgサナエ。九州にて。

オナガサナエだろうか。

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キイトトンボCeriagrion melanurum。オスの腹部だけが首根っこを握ったままのメス。九州にて。

イトトンボは雌雄が連結したまま産卵する。大抵、抽水植物の茎に止まり、それを伝ってメスは潜水するが、オスは水面から出ていることが多い。また、この時オスは腹部のみでピンと直立した体制となるので、遠目に見ても非常に目立つ。そのため、産卵中に水面から目立つ体制でじっとしているオスは、しばしば捕食動物の恰好の標的となる。
池でイトトンボを見ていると、時々オスの残骸に首を掴まれたままのメスを見かけることがあるが、それはそういうことがあったためと考えられる。少なくとも、ネット界隈で囁かれている「カマキリのように交尾中メスがオスを食い殺したから」ではない。

限りなく嘘くせー話だと思っているが、一説ではオスは産卵中のメスが天敵に襲われないよう、わざと目立つ体制でメスに寄り添い、敵襲の際には自分が身代わりになってメスを逃がすのだもと言われている。