3422.jpgヒゲコメツキPectocera fortunei。茨城にて。

騒ぐほど珍しい者ではないが、それでもすごい形をした生物ではある。

3411.jpgネクイハムシ。茨城にて。

水辺の宝石。簡易的に調べた限りでは、キヌツヤミズクサハムシのようだが・・。

3390.jpgメダカチビカワゴミムシAsaphidion semilucidum。茨城にて。

微小ながら味わい深い種。樹皮下でよく見かけるほか、湿地の地べたでも見つかる。これをコハンミョウモドキと間違えるのは、虫マニアなら一度は必ず通る道。

3389.jpgアオゴミムシChlaenius pallipes。埼玉にて。

夜間、河川敷の水際でハサミムシを襲っていた。所詮アオゴミなんてミミズとか死にかけの芋虫とか、動きがトロくて無抵抗な生物ばかり食っているものだと思っていた。しかしこいつは、素早く逃げようとする上にハサミで抵抗する、五体満足のハサミムシを巧みに攻撃し、制圧した。

3386.jpgカワチマルクビゴミムシNebria lewisi。茨城にて。

水辺に限って見られ、特に砂地を好むため河川敷環境ではしばしば高密度で見出される。色彩の変異がかなり激しく、個体によっては同種であることが疑わしいほど。

これに酷似して一回り大きく、頭が黒い精霊をずっと探し求めているが、叶わずにいる。それはかつて日本全国津々浦々に多産し、あまりにもド普通種すぎてわざわざ誰も捕まえて標本にしなかったほどらしい。しかし、ある年代を境に突如として全国同時多発的に姿を消してしまい、今世紀に入って以降は信頼できる採集記録がたった一つ二つしかない有様だ。それら産地も、その後継続して生息が確認されているようには思えない。
古い記録を紐解くと、精霊は河川敷から水田、谷戸地から水気のない畑にいたるまで、多様な環境で見つかっていることになっている。しかし、少なくとも河川敷の記録に関しては、俺はほぼ全てがカワチマルクビの誤同定であろうと疑っている。精霊とカワチの区別はしばしば困難で、時に甲虫の専門家ですら間違うレベルだ。それに加え、確実に信頼できる精霊の記録を見るに、精霊は赤土のある地面を好み、砂っぽい所にはまず生息しないようであるから。カワチと精霊は完全に生息環境を違えていて、共存しないのではないか。つまり、カワチがいる場所に精霊は絶対いない。

長野県では、90年代にとある河川敷で精霊が見つかったと某文献にある。同地は多様な希少昆虫が住むため、精霊もきっといるに違いないと当初考えていたが、最近ではこれも信用に足る情報に思えなくなってきた。何せ、そこはカワチの多産地である。