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ナガボノシロワレモコウSanguisorba tenuifolia。青森にて。

その辺の道ばたにいくらでも生えている。

3809.jpgカタクリの種子。茨城にて。

エライオソームでアリを誘引し、運ばせることで知られる。

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ナルトサワギクSenecio madagascariensis。和歌山にて。

いかにも日本の野草じみた名前ながら、マダガスカル原産の外来植物。国内では徳島で見つかったのが最初で、以後各地に分布を拡大した。
繁殖力がきわめて旺盛なうえ、アレロパシーにより他の植物を生えにくくするため、在来植生の破壊を引き起こす恐れがある。また、強い毒性を持つので、家畜が誤食して健康を損ねる被害も出す。そのため、現在では特定外来生物に指定されており、移動も栽培もできない。また、各自治体においては積極的な引き抜き駆除を奨励しているところが多い。

わざわざ遠出してメクラチビゴミムシを探しに行くもボウズで、イラつきながら帰る道すがら路傍に群落を発見。怒りに任せて、よほど花を蹴っ飛ばしてやろうかと思ったがやめた。こういう生命力の強い外来植物は、下手に根を残したまま痛め付けると、かえって勢いが激しくなる場合があるから。

このナルトサワギクという和名の命名者が誰かは知らないが、本当にろくでもない名をつけてくれたと思う。植物に明るくない人間が初めて聞いたら、十人が十人みな在来種と勘違いするぞ。現に俺が勘違いした。徳島特産の、希少な野草の赴きすらあるではないか。
ウチダザリガニもそうだが、外来生物、しかも侵略的で生態系や人間の経済活動に被害をなすことが分かっている種に対し、いかにも日本の生物っぽい標準和名を与える行為は、不適切を通り越してもはや反社会的ですらあると思う。マダガスカル原産なのが分かってるんだから、マダガスカルサワギクでいいだろうに。

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キンランCephalanthera falcata。茨城にて。

ギンランの単に黄色い版だと思っていたので、最初に見た時そのでかさには恐れ入った。樹木の根に取り付く菌類と栄養のやりとりをして生きているので、掘り返して鉢植えにしても決して育たない。

熊が居そう

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屈辱の植栽もの。

いつか自然の森の中で出くわしたいと思っているのだが、たぶんその機会は一生涯ない。このように系統保存している場所を除けば、本当に熊が居そうな辺鄙な山奥にしかもう残っていないだろう。