2734.jpgアリタケCordyceps japonensis?に冒されたムネアカオオアリCamponotus obscuripesの新女王。京都にて。

これから子実体が伸びて行くであろう状態。しばしば結婚飛行後の創設新女王は、営巣先でこれにやられて事切れる。新女王が外を出歩き、外気にさらされる時間なんてごくごく短いだろうに、いつ菌の胞子に取り付かれるのだろうか。まだ親巣にいる段階で、外勤のワーカーが外からくっつけてきた胞子に感染するのだろうか。

アリタケとマルミノアリタケC. formicarumの分類が今どう決着しているのかを知りたい。

1678.jpgシイノトモシビタケMycena lux-coeli。伊豆大島にて。

雨がしばらく降っていなかったそうで、元気がない。もっといい時期に来れば、群生してそれは明るいらしい。暗闇でもデートアライブ12巻が余裕で読めるほど明るいらしい。

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種類はしらないが冬虫夏草くさい菌。暗く湿った森の斜面から、たった一本。胞子をある程度飛ばし終えて役目を終えた頃、根本を掘り返してみようと思う。

福岡にて。

637.jpgじめじめした森の石にくっついていた、冬虫夏草らしい菌に冒されたクモ。やられたのはコモリグモだろうか。

638.jpg胞子が詰まっているであろう、黄色いつぶつぶが実っていた。静岡にて。

536.jpgフンコバエ一種Sphaeroceridae sp.。2mm程度の極小のハエで、獣糞の上で交尾していた。しかし、撮影したのはハエでなく、その背中から生えた黄色い突起である。昆虫寄生菌、ラブルベニアLaboulbenialesだ。

ラブルベニアは、生きた昆虫の体表にしか生えないカビの仲間。冬虫夏草と違って宿主を殺さず、生かしたまま少しずつ栄養を拝借するらしい。物凄い種数が存在し、そのそれぞれが特定種の昆虫にだけ寄生するという。昆虫の種の多様さが、そのままラブルベニアの種の多様さを作り出していると言っていいだろう。
甲虫やハエで高頻度に見出されるほか、様々な分類群の昆虫で確認されている。

あまりにも小さい菌のため、野外ではそうそう気付けるものではない。普通は別目的で捕らえた微少昆虫を、実態顕微鏡下で観察中に偶然見つけることが多いようだ。だが、あえてそれを野外で生きている微少昆虫の体表から見出すことに、意味がある。

長野にて。