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3603.jpgセマダライエバエかヒメセマダライエバエのどっちか。茨城にて。

花によく来る。発生期は長期にわたるが、他の虫が少ない晩秋から初冬にはやたら目に付く。

3600.jpgホソヒラタアブEpisyrphus balteatus。茨城にて。

3601.jpgキゴシハナアブEristalinus quinquestriatus。茨城にて。

3591.jpgアミカ一種。兵庫にて。

体長5mm程度の小型種。幼虫期は水生でロボみたいな姿をしており、急流の川底の石にベタッと張り付いている。清涼な水質の河川にしか住めないため、この手の奴は山手の上流域にしかいないと思っていた。しかし、住宅街を流れる、しかも1.5km先がもう海という立地の場所で、かなりまとまった数のこいつ等を見て驚いた。

この虫の翅には通常の翅脈の他に、うっすらとジグザグな線が幾重にも走っている。これは蛹時代、翅をたたんでいた折り目の名残。蛹殻の内部にいた頃、この折り目に沿って翅を複雑かつきめ細かくたたんで収まっていたのだ。小さな蛹内のスペースに長い翅を効率よく収めるため、長い年月をかけて進化した結果であろう。

近年、甲虫のハネカクシ類が後翅を上翅の裏側に精巧にたたむメカニズムが解明され、将来の宇宙開発など(巨大な太陽光パネルを効率よく小さくたたみ、少しでも多く宇宙に運ぶ)に応用できるのではと期待されている。しかし、アミカの翅のたたみ方だってハネカクシに負けていないだろう。誰かが翅内でどうやってこの翅をたたんでいるか、詳細に調べたという研究を聞いた試しはないが。

3580.jpgシマハナアブEristalis cerealis。兵庫にて。