2987.jpgキンアリスアブMicrodon auricomus。茨城にて。

東日本の平地にいて、幼虫期はクロヤマアリの巣で育つ。長野ではこれに酷似して腹部の雰囲気が違うコマチアリスアブばかりだったので、見ていて少し新鮮な気分。

今日から当面、ここは放置か。

2950.jpgムシヒキ。茨城にて。

いわゆるマガリケ系。見通しよい枝先で、目の前を何かが通過するのをひたすら待つ。

2972.jpgオドリバエ。埼玉にて。

肉食昆虫において、前脚がカマ状に変形している例はいろんな分類群で知られており、オドリバエもその例に漏れない。しかし、この時見たこいつは前脚ではなく中脚が強靱なカマになっていた。中脚がカマ状の肉食昆虫というもの自体を初めて見た。

2970.jpg近くには、予想通り中脚で獲物を捕らえている個体が居た。

2971.jpg明らかに前脚は添えるだけで、実質中脚だけで獲物を把握している。へんな生き物もいるもんだ。捕まえる瞬間を見ていないのだが、いったいどうやって中脚で獲物を捕まえるんだろうか。絶対前脚でやるよりもやりづらいぞ。
アタックの瞬間、腕立て伏せみたいな体勢で一度上半身を思いっきり上に反らさないと、中脚を前方には繰り出せないと思う。ハイスピードカメラで観察しないと、この謎は解けまい。

オドリバエ科の昆虫は、国内だけでも恐ろしいほどの種数がいて、正確に種同定出来る者は世界に数人しかいないとか。

霞ヶ浦詩羽

2969.jpg1cmくらいあるユスリカ。茨城にて。

単なるユスリカでも、これぐらい拡大すると実に存在感ある姿の生物に見える。意外とカッコイイ形をしている。

ユスリカは前脚を上に跳ね上げているが、吸血する普通のカは逆に後脚を跳ね上げている。同じ蚊の仲間なのに何で逆の形になっているのか、幼稚園にも上がる前の頃からずっと疑問に思っているが、誰一人その答えを知らない。

四糸乃

2967.jpgヨシノメバエLipara sp.。茨城にて。

丸っこくてボリューミーなハエで、湿地帯に限って見る。いくつか種がいるが、外見では区別できない。幼虫はヨシの茎内に食い込み、虫コブ化して育つ。
成虫は求愛時、翅を使って微細な震動を起こして交信する。その震動パタンは種特異的で、互いに交雑を避けているという。