2777.jpgスズカホラトゲトビムシPlutomurus suzukaensis。静岡にて。

本州と四国の洞窟に住む。全身が銀白色で美しい。眼自体はないが、眼が本来ある辺りに黒い色素が沈着しており、結果として眼があるように見える。
有機物の溜まった場所に、みだりに多い。

1318.jpgクッソ小さいトビムシの子。アヤトビムシ科。福岡にて。

海外遠征から戻ってきた。いくつかのクリティカルな発見の他は、季節の関係であまり奮わなかった。

アイスドーム タンゴ

1364.jpgトビムシ一種。長野にて。

積雪上に大量に発生している。ただ小さな雪の粒が積もっているだけだが、小さな生き物にとっては雪山の洞窟。

865.jpgシロツノトビムシSinella (Sinella) straminea。シワクシケアリMyrmica kotokui巣内にいた。

九州以北の平地から亜高山帯にかけてアリの巣をほじれば、ほぼ100%どこでも出る。体色は若干褐色がかった白で、遠目には薄ピンクに見える。目がちゃんとついてて、せな毛が濃い。いろんな書物で「アリノストビムシ」と間違って掲載されている。体長2mm以上。
この属はもともと海岸などで得られるトビムシの一群らしいが、シロツノトビムシは韓国でアリの巣から得られると記録されている(Park and Lee 2000)。日本でも、基本的にアリの気配がない場所からは得られないので、好蟻性と考えていいものと見ている。ただし、寄主アリ種特異性はあきらかにないし、アリが引っ越して捨てた古巣の坑道から高密度で見出されることもある。

866.jpg真のアリノストビムシ科(おそらくジャワアリノスCyphoderus javanus)。ハヤシクロヤマアリFormica hayashi巣内にいた。

シロツノよりもはるかに小型で、純白。拡大すると、真珠色の美しい光沢をたたえているのがわかる。目がなく、せな毛もない。一つのアリの巣内から、シロツノも真のアリノストビムシも両方出ることは普通。体長1mm前後。

両方とも長野にて。


参考文献:
Park KH, Lee BH (2000) Six collembolan species Insecta new to Korea including two species from ant nests. Korean Journal of Systematic Zoology. October; 162: 227-237

817.jpgイボトビムシ一種。暗黒の石下にこのショッキングピンクを見つけて、ハッとしない人間がいるか。福岡にて。

想像以上に、山が遠い。