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コウノハバチSelandria konoi。幼虫期にスゲ類を食すスゲえハチ。群馬にて。

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シュレーゲルアオガエルRhacophorus schlegelii。とてもいい声で鳴く。でも、異常に警戒心が強い上に地中で鳴くことが多いので、鳴いている所が物凄く観察しづらい。足音に敏感で、人間が立ち去らないと鳴くのを再開しない。なので、近くまで寄れたらそこで足踏みして少しずつ足音を小さくし、立ち去ったと思いこませる。カエルとの知恵比べ。長野にて。

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ニホンアマガエルHyla japonica。ただのアマガエルを数時間も見つめるのは、一年の間でこの時期だけ。長野にて。

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ノカラマツThalictrum simplex var. brevipes。一見、何の有り難みもない雑草だが絶滅危惧種。生き物を知らない人間に、こういう生物の希少性を納得させるにはどうしたらいいのだろうか。
群馬にて。

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シマヘビElaphe quadrivirgata。長野にて。

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たぶんツチカニムシ科Chthoniidae sp.?。長野にて。

あなぐまニホンアナグマMeles meles anakuma。長野にて。

でっかくハモれる←大昔。埼玉の某施設の標語

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ハモリダニAnystic baccarum。点目が可愛い。なにがハモっているのやら。

本来は捕食性のダニで、他の虫を捕らえて吸う。しかし、藪こぎをしてると偶然これが腕に乗り移ってきて、偶然刺すことがある。のたうち回るほど痛がゆい。静岡にて。

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ニホンヤモリGekko japonicus。昔は都内近郊では少なかったが、最近見かける事が多い。俺にとっては普通のトカゲカナヘビより見慣れていない生物なので、どこに行ってもヤモリを見ると幸せな気分になれる。東京にて。

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ダルマアリDiscothyrea sauteri。照葉樹林帯の腐葉土中に多い、微少なアリ。小型節足動物の卵を専食する。少し珍しい。静岡にて。

魔法使いの夜

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スミナガシ属Dichorragia sp.の幼虫。マレーにて。特にタイトルと写真の関係はない。

本日は俺の誕生日で、いろんな人々から祝辞の言葉をいただいた。ありがとうございます。
今年の誕生日は、俺の人生において非常に大きな意味合いをもつ日だったのだが、それに合わせるかのように本日とてつもない学術的発見をしてしまった。地球人類がこれまで何人たりとも遭遇したことのない場面に立ち会うことに成功した。まさか、あんな場所であんなものがあんなことをしていたなんて。今度出すアレに載せられるだろうか。

抽象的すぎてすみません。とにかくすごい物を捕獲できたんです。詳細は近日中に。

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ケシミズカメムシ一種Hebrus sp.。とても微少な半水性カメムシ。カタビロアメンボそっくりだが、肩の縁がなだらかでなく段々になっているので区別可能。1種類だけだと思っていたが、日本では現在3種類程度認められているようだ。カタビロアメンボと生態は似通うが、カタビロアメンボほど水面に出てこない。最近、ものすごく減っているという。群馬にて。

留守中のネタを数日分仕込んで自動更新にしておいた。しばらくの間は電子の妖精がどうにかやってくれるはず。

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ミカドチビケシキスイMeligethes mikado。ごま粒程度の、たいそう人目を引かないしょぼい虫。でも珍種。分かる人なら、ピンポイントでこの虫の撮影場所がわかるであろう。群馬にて。

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カタビロアメンボ一種Rhagovelia sp.。似た種類が多い。とても小さい半水性カメムシの一種で、しばしば池の水面に群生する。水に落っこちた小動物に群れで襲いかかり、よってたかって血を抜き取る小さなピラニア。群馬にて。

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ハムシドロバチ一種Symmorphus sp.。初夏のみ出現し、植食性甲虫の幼虫を専門に狩る。いくつか種類がいるようで、これは葉肉に潜るタイプのハムシだかゾウムシだかの幼虫を狙う。静岡にて。

妖怪列車の車窓から

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イボトビムシ一種Neanuridae sp.。とても小さな虫だが、その背中にさらに小さなダニが乗っている。おそらくコナダニ科Acaridae sp.。コナダニの仲間は、若齢期にヒポプスと呼ばれるカプセル状の形態をとる場合がある。餌を採らず、ただモノにしがみつくだけの状態。生存不適な環境になるとこの姿になり、他の生物に便乗してその場から逃れる。
静岡にて。

ほんのちょっとだけ記事を改変。勉強になりました。

黄色い線の内側に

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会社帰りのハシボソガラスCorvus corone。駅のホームで電車を待ちわびる。俺も最近物書きの仕事がピークで舞い込んできたため、とても忙しい。でも、お陰で積年の努力の成果が形になりそうだ。

来週から、3週間程度の海外遠征。自らに科せられた業務の合間に、「ついでに」いろんな写真を撮ってくる。

長野にて。

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たぶんナガヒョウタンゴミムシScarites terricola pacificus。クワガタみたいでかっちょいい甲虫。黒曜石でこしらえたような作品。こんなのが都内のど真ん中にいる。

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信州の遠景。この河川敷には、珍しい糞転がしが住んでいるらしいので探しに行ってきた。一番最初に美しい風景写真を持ってきたのは、この後ウンコの拡大写真がでてくるから。



















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ウエダエンマコガネOnthophagus olsoufieffi。大陸の方には広く分布するが、日本国内での分布は長野県の限られた河川敷だけという、奇妙な分布を示す。希少種とみる向きもあるが、戦時中に大陸から持ち込まれた土砂に紛れて入った外来種である可能性が高いらしい。
かつてはこの生息地周辺には馬を飼っている場所が多かったようで、その糞を糧にしていたのだろう。それがなくなった今、マナーの悪い近所の犬飼いの不始末だけがよりどころ。

※さる方のご指摘に寄れば、まだ本種が外来種であることを確証づけるだけの証拠は出そろっていないようだ。しかし、人為・自然の別なく、本種の分布様式は極めて理解しがたいものがある。適切な方法でその歴史をひもとければ、意外な事実が分かるに違いない。
それにしても、かなり以前から存在が知られている生物の割に分布域がいっこうに広がる気配がないのは不思議。

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よく分からない鱗翅目の幼虫。マレーにて。

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アワテコヌカアリTapinoma melanocephalum。マレーにて。

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トゲオオハリアリDiacamma sp.。マレーにて。

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ヤスデ一種。草鞋のよう。マレーにて。

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スズメバチVespa sp.一種。トウヨウミツバチApis ceranaの巣の前で、蜜を貯めて戻ってくる外勤バチを待ち受ける。マレーにて。

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たぶんニトベシロアリ属Pericapritermes sp.?。顎の形が左右でぜんぜん違うへちゃむくれ面。マレーにて。

ヒシバッタ科Tetrigidaeの面々。熱帯に行くと、とにかく変な形のがいる。平べったいのやら、とげとげしいのやら。恐らく天敵に丸飲みされないようにするためとか、地面のゴミや土塊に紛れるための適応と思われるが、それだけだろうか。
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写真は、すべてマレーにて。

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ホースガエルRana hosii。夜の沢にいて、ヒヨコの様な声で鳴くようだ。日本の沖縄にいるハナサキガエルRana narinaにそっくり。マレーにて。

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キミスジSymbrenthia lilaea。原住民の村。マレーにて。

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オオフクロウStrix leptogrammica。コーカサスオオカブトが飛んでくる山間部の別荘地の街灯。こいつは夜ここにいつも居座ってて、飛んでくるでかくて見栄えのいい虫に限り片っ端から空中で横取りしていく。最初は大きくて立派な野生フクロウが見られるのでテンションが上がったが、次第に邪魔に思えてきた。もともとこいつの「シマ」で虫を捕ろうとしている我々の方が、こいつにとって一番の邪魔者なのだが。
マレーにて。

こーかさすコーカサスオオカブトChalcosoma caucasus。東南アジアを代表する大型カブト。幼い頃図鑑で見たあの怪物を、まさか生息地で実際に見ることになろうとは、20年前の俺には想像できただろうか。高標高地の街灯を夜間見回れば、毎日のように飛んでくる。しかし、殆どの個体はメスか幼虫期に栄養の足らなかった貧相なオスばかり。写真のような、そこそこ立派な個体はなかなか来ない。

一説によれば、カブト・クワガタは幼虫期に低温状態に晒されるほど幼虫で過ごす時間が長くなり、それだけ長い時間じっくり栄養をとって育つので大きな成虫になるという。昔に比べて矮小なサイズのカブト・クワガタが多くなったのは、温暖化やらヒートアイランドやらのせいで、急速に育ってすぐ蛹になってしまう個体が多いことのあらわれだという人もいる。

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全身真っ黒のように見えるが、実際には上翅がうっすら虹色に輝いて美しい。でも写真に撮るとどうしてもそれが再現できない。
このカブトが欲しくて、毎晩山間部の別荘地にある街灯の下で待つのだが、夜になるとこの街灯に巨大なフクロウがやってきて陣取るのだ。こいつが、せっかく飛んでくるカブトをみな空中でかっさらってしまう。現地滞在中は、フクロウとの駆け引きが続くことになる。
マレーにて。