965.jpgチェコのオサムシ。地味な種だが、金箔を装った彫刻を持つ。

遠征から戻ったはいいが、一週間も経たずに再び同じ所にとんぼ返りすることに。体が空中分解しそう。疲労のせいか、腕の虫さされヒル咬まれの跡が激しくかぶれだして、火のついたように熱くかゆくてたまらない。
しかしとある文献によれば、精霊の力を封印せし者は、肉体が傷ついても炎と共に再生するらしい。そんなふうに、いずれは回復する。と思いたい。

エレビア・ハーナイマン

975.jpgチャイロヒメヒカゲCoenonympha pamphilus

てっきり雰囲気とサイズから、日本では高山蝶のベニヒカゲ類Erebiaだと思っていた。本当のベニヒカゲ類もちゃんといたが、撮影するヒマがなかった。ベニヒカゲは、ヨーロッパでは日本のベニシジミくらいの身近な存在。

今回いろんな蝶を見たのだが、まともに写したのはこいつくらい。フィールドで重い荷物やカメラを持ち歩きながら、1-2mm程の小虫用レンズとそこそこ大きい虫用レンズをころころ挿げ替えるのは、ものすごく煩わしい。

チェコにて。

見る蜜柑

966.jpgやんごとなきアリ。北国では掃いて捨てるほどいる凡種だが、実はいろんな意味でアツい生物。チェコにて。


せっかく遠方から帰ったばかりなのに、まもなく別の遠方へ出かけることが急遽決まった。本当は少しゆっくりしたかったのだが、もう二度と行けない可能性が高い場所に行くため、多少無理をしてでも行かねばならない。遠方とは言っても、エルダントよりは遙かに近場。

964.jpgチェコのセンチコガネ。一見、真っ黒の種。光の当たり具合で、深い青に輝く。

962.jpgチェコのナナホシテントウCoccinella septempunctata。日本の奴より、妙に星が小さく見える。

961.jpg神聖エルダント帝国から帰還。思った通りリザードマンとかハーフエルフとかは見なかったが、精霊はいた。

都市部から離れると一日の気温の差がかなり激しく、初日の一発目で風邪をこじらせた。ヨーロッパは、日本とはほぼ昼夜が真逆なばかりか、日照時間がとても長い。いつまでたっても日が暮れない。行ったことのない日本人にとっては、かなり疲れる地域である。
しかし、何だかんだ言いつつも行ってよかった。いずれ再び行くこともあるだろう。

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湯に婆ページ

954.jpgメクラチビゴミムシ。

ナガチビゴミムシ属Trechiamaの、おそらくヨシイメクラチビゴミムシ群。本来この仲間にあるまじき場所で、あるまじき方法により見出されたもの。北陸にて。

ゴミムシとは何の関係もないが、明日からついに異世界、神聖エルダント帝国へ乗り込む。二週間くらい経っても戻らなかったら、それは総合エンターテイメント商社アミュテックの総支配人に仕立て上げられて事実上向こうで軟禁されて、もう帰ってこられないという事なので、その場合は後のことは頼みます。
あと運良くハーフエルフとかリザードマンとかに会ったらサイン貰います。

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新緑の裏山。常緑ばかりの西日本の新緑も趣深いが、やはり長年見慣れた落葉樹林の新緑が好み。モミジだけ撮ろうと思ったが、脇に生えていた外来のニセアカシアも写ってしまった。

「100万回生きた猫」という絵本があるが、実はこの裏山にはかつてそんな野良猫がいた。数年前のある日、山すその道路を歩いていたとき、道脇で猫が死んでいた。どう見ても死んでいるとしか思えなかった。毛並みはつやを失ってガサガサしており、明らかに寝転んでいるのとは違う雰囲気でぐったりしていた。さらに、体中に無数のハエがたかっており、もはや死臭を放っていたのは疑いようもなかった。しばらく見ていたがピクリとも動かない。変な病気をうつされたら嫌なので、そのまま遠巻きに見てから立ち去った。
ところが、その2,3日後、その同じ場所のそばを通ったとき、なんとあの猫が普通に座っているのを見た。毛並みはつやを取り戻しており、しっかりと背を上げてたたずんでいた。ハエは一匹もたかっていなかった。あの長毛のふてぶてしい面構えは、ほかに見間違えようもない。あの猫は死んでから生き返ったのだ。
それから二度三度、同じ場所でこの猫が死んでいたり生きていたりするさまを見た。死んでいるときは例外なくハエがたかっていたが、生きているときはごく普通の野良猫だった。ある時期を境に、裏山からこの猫は姿を消した。別のところに移動したのか、ついに「本当に死んだ」のかはわからない。

未確認生物から奇人、はては妖怪変化の類まで、この裏山には本当に何でもいる。

長野にて。