2017/11/30|Category:未分類
魂(タマ)の取り合い
2017/11/29|Category:未分類


もちろん、分捕られる側もそう簡単には渡さない。球の上部に陣取れば、たいてい刺客の攻撃は無効化できる。平たい頭を相手の腹側に滑り込ませ、上に跳ね上げるようにしてひっくり返す。


再戦を挑んでまた負けて逃げ出すが、1m歩いたらまた逆戻りして再戦を挑みのサイクルを、何回でも繰り返す。
2017/11/28|Category:未分類
2017/11/27|Category:未分類
社長
2017/11/26|Category:未分類

日本のミカドアリバチよりも遥かに大柄の種。常に高速で歩いて立ち止まらず、炎天下での撮影は至難を極める。パッと見ギドウカブリのゴミムシに、サイズと体型と模様がそっくり。こいつはハチなので刺すし、ゴミムシはゴミムシで毒を持ってるはずなので、危険なもの同士が似るミュラー型擬態になるだろう。
ベイツ、ミュラー、ジェイムスン、ぎたいにもいろいろある。
2017/11/25|Category:未分類
2017/11/24|Category:未分類
2017/11/23|Category:未分類
2017/11/22|Category:未分類

ケニアの主要な幹線道路は、おびただしい数の大形ダンプが往来する。こうしたダンプはしばしば隊列を組んで車間距離をとらず走っており、後続車は追い越しがたい。しかも、上り坂にさしかかると速度が落ちるため、後ろではすぐさま自然渋滞が発生する。
こうなると、必ず後続車の中から待ちきれないせっかちな奴が現れ、無理くりダンプの群れを追い越して先に行こうと、車線左の路肩を爆走し始める。路肩と言っても、舗装も何もしていないただの斜めの土手である。一台が始めると、それに触発されて一台また一台と後に続き始める。ただでさえ乾期でカラカラな未舗装地面を、何台もの車がフルスピードで走り抜いていく。おかげで、猛烈な砂ぼこりと土けむりが立ちこめ、わずか数m先も見えないカオスな状況を呈するのだ。
この砂ぼこりはすさまじく、車を閉めきっていてさえ容赦なくどこかからバンバン入ってくる。ノドをやられてえらいことに。そうして先を急いで行った奴らに限って、行った先で大事故を起こすため、余計に後続は渋滞がひどくなっていく。ケニアは全体的に車の運転が荒く、長距離移動すれば一日に3件か4件は必ず事故現場に遭遇した。
2017/11/21|Category:未分類
2017/11/19|Category:未分類
2017/11/17|Category:未分類
2017/11/16|Category:未分類
2017/11/15|Category:未分類

夜間地表に這い出てきて、シロアリを専門に食うらしい。しかし、このエリアではシロアリが夜になっても表に出てこなかったので、一体何を食ってしのいでいるのか不明だった。
2017/11/13|Category:未分類
2017/11/12|Category:未分類
2017/11/09|Category:未分類
富樫
2017/11/07|Category:未分類

※ヒガシコシジロウタオオタカM. poliopterusかもしれない。
アフリカの乾燥地帯を象徴する猛禽で、常に高い木の梢や電柱の上に陣取って獲物を監視する。飛ぶときはモズのように一気に急降下し、まるで腹を擦るように地表近くを一直線に飛ぶ。そして、また別の高台へと止まるため急上昇する。
この時出会った個体は、なぜかやたらカン高い声で何かを言い続けていた。猛禽にしては多弁な印象を受けた。
アフリカにいる猛禽の名前なぞ禄に知らないのだが、コシジロウタオオタカだけは昔から知っていた。かつて某国営放送でやっていた、アッテンボローの哺乳類の特集番組で、アカハネジネズミがこれに追い回されるシーンがあったから。その際、「天敵のコシジロウタオオタカが・・」というセリフが妙に頭に残っており、俺は以後必ずこの鳥の名を口にする時には「天敵の」の文言を付けるようになった。
魔闘家鈴木の名を口にする際、頭に必ず「美しい」を付けねばならないのと同じ。
2017/11/07|Category:未分類
さばんなちほー
2017/11/06|Category:未分類
2017/11/05|Category:未分類
2017/11/04|Category:未分類
2017/11/03|Category:未分類

ここはマサイ族の領域なので、事前に現地での面倒見役の人を介してマサイ族と野外調査のための交渉をし、その上で安くない額の「調査させてもらう費」を支払う。だが、いかんせん観光部族のため、我々外国人は事あるごとに何かしらの名目で金を要求され、結果として今回持参した旅の予算の大部分をここで失うことになってしまった。まだ滞在1週間も経っていないのに。それでも、結果として収穫があればまだ報われたのだが・・
今回虫がことさら多い「雨期から乾期への移行期」をねらい澄まして出かけたはずだったのだが、すでに乾期が相当進行していたため、とにかくどこもかしこも乾きすぎていて虫がろくにいなかった。得るものより失うものの方が計り知れず、長居すればするほど財布にも精神にもダメージが大きいため、早々にここは撤退した。
マサイの村の村長に挨拶に行った際、そこで痩せこけて不健康そうな犬が飼われていた。何の気なしにそれを見たら、なんと体にイヌシラミバエHippobosca longipennisが付いていた。真っ赤な体、巨大な眼、カニのようなあの脚、ハサミのように左右の翅を重ねて畳む様、間違いなくシラミバエそのものだった。
どうしても採りたかったのだが、移動中だったため状況が許さなかった。それに、仮にもしあそこで採ったら、それをネタに恩を着せられ、さらに余計に金をせびられそうな気がした。