3269.jpgやべーグンバイ。ケニアにて。

ホテルの灯りに来ていた。体長1cm以上と、この仲間としては破格の巨大種。サイズはもとより、この姿形は何だ。最初、宿の周囲の下草上で見つけたとき、普通に何かの植物のタネか何かと思ってしまった。

3270.jpgこれだけ顕著な種ならネット上ですぐ同じものが見つかるかと思ったが、科名+アフリカ・ケニア等のキーワードでググレカスしてもそれらしいものが出ない。

※痛恨の勘違い。そもそもグンバイではなく、ヘリカメムシ科(Pephricus属)でした。ご教示くださった方、まことにありがとうございました。

3268.jpg大きなヤスデ。ケニアにて。

10cmほどの長さ。ホテルの庭でよく見かける。熱帯にいるこの手の大形ヤスデは、下手に刺激すると強烈な毒液を1m以上も飛ばすと言われている。しかし、今までこの手のヤスデに何回ちょっかいを出しても、そういう事をして見せてくれた試しが一度とてないのだが。

3240.jpgホタル。ケニアにて。

ホテルの敷地内にいた。マドボタルじみた雰囲気の奴で、弱々しく光る。

3271.jpgシロエリオオハシガラスCorvus albicollis。ケニアにて。

ムナジロガラスに混じってたまにいる、極めて大形の恐竜。首の後ろがちょっと白い以外は全身漆黒。嘴は太く強靱で、先端のみ白い。朝、宿のベランダにしばしば来るのだが、不思議なことに望遠レンズをスタンバイしている日に限って姿を見せない。よって撮影は至難。
ベランダに菓子の空き箱を乱雑に置いておくと、食い物があると勘違いして飛来しやすいようだった。

3249.jpg今回訪れたケニア最後の目的地、タイタヒルズの近くの山にある宿。部屋のベランダに出ると、正面に巨大な岩山がある。
ここは山間部はしょっちゅう霧がかかる雲霧林になっているが、麓はカラカラに乾燥したサバナになっている。

辺鄙な立地にありながら、ホテルは非常に近代的で快適だった。レストランの飯も旨く、言うことなかった。目玉焼き程度の簡素な夕飯を頼んだのに2時間経っても出てこず、コックに文句を言いに行くと明らかに料理の匂いすら漂っていない厨房から「いま作っている。もうすぐ出来る」と返され、さらにブツが出てくるのがその1時間半後になるのにさえ目をつぶれば。

3221.jpgゴミムシ。ケニアにて。

夜間、サバンナに出現する。日本のエサキマルキバみたいな風貌。生態不明。

3277.jpg日本のシラヒゲハエトリ気味が、日本のシリアカニクバエ気味を食らう。ケニアにて。

3229.jpgカマキリ。ケニアにて。

日本のコカマキリに似てもっと小さく華奢。よく飛ぶ。

3226.jpgツリアブ。ケニアにて。

日本のビロウドツリアブみたいな雰囲気。トラツリもどきよりも大形で可愛げがない。そして、やはり警戒心が恐ろしく強く、撮影は厄介。しかし、こんな灼熱のサバナに住んでるくせに、こんな毛皮に身を包んで暑くないのだろうか。砂漠やサバナという環境は朝晩冷えるので、その対策かもしれないが・・

ケニアの人々も、なぜか日中の炎天下で日本人が真冬に着るようなジャンバーを羽織って行動している者が多い。人も虫も、アフリカは寒がりなのか。

3231.jpgツリアブ。ケニアにて。

日本のトラツリアブに何となく近そう。まるで毛玉のようで可愛い。
3228.jpg目頭が黒ずみ、睫毛か眉毛っぽい。目がしょぼしょぼした感じに見えて、なお可愛らしく見せている。

3227.jpgケツを出すだけでこんなに可愛らしい動物が、他にいるか。なお、恐ろしく警戒心は強い。これ数枚撮影するのに、炎天下で2時間くらい費やした。

ツリアブは、その空中の一点にピシッとホバリングして止まる様が、まるで透明な糸で空中に吊っているかのようだということからその名がついたと理解している。しかし、小学校の頃に買い揃えた「ファーブル昆虫記シリーズ(奥本大三郎 集英社)」 の7巻では、ビロウドツリアブの写真と共に「まるで釣竿のように長い口吻を持つことからその名が付いた」と書いてある。
それはないだろう。少なくとも日本産ツリアブ類の中で、口吻が針状に伸長する種は僅かしかいない。他は全て凡庸なただのハエの形をした奴らばかりだぞ。

3232.jpgケニアのゴキ。バナナを連想した。

3234.jpg
ケニアにて。

3233.jpgアリバチ。ケニアにて。

一体何種のアリバチがサバナにはいるのか。

3235.jpgトタテグモ。ケニアにて。

キノコシロアリの菌園を求めてみだりに土手を掘っている際、掘り出してしまった。すまん。

3236.jpg
ガガイモの何か。ケニアにて。
Caralluma priogoniumでした。御教示くださった方、ありがとうございました。

ググレばカス

3237.jpgヒツジバエOestrus sp.。ケニアにて。

睡魔族が一人。魅了スキル「ハエウジ症」の使い手。家畜の重要な害虫で、ヒツジやヤギなどの動物の顔にしつこくつきまとい、隙をついて鼻や目のなどの粘膜に産卵してしまう。やがて家畜は目鼻から大量のウジを沸かせて、しばしば死ぬらしい。人間も油断すると魅了(チャーム)にかかる。分類群は違うが、モンゴルのヒフヤドリニクバエWohlfahrtia magnificaも同様のことをする。
ヒツジバエは日本国内にもいることになっているが、まず日本で見かける機会はない。たまたま放棄されたシロアリの塚で、休んでいる個体を見ることができた。初めて見られて、よかった。

ヒツジバエのことを調べようと日本語でネット検索しても、出てくるのは衛生関係の研究所などのHPではなく、単にキモい虫がいることを喧伝してアクセス数を稼ぎたいだけの頓珍漢まとめサイトばかりなの、どうにかして頂きたい。
しかもそれらは、おおむねヒツジバエとウマバエとヒフバエの区別がついていない。

3238.jpgサバクオニガラコオロギAcanthoproctus sp.。ケニアにて。

アフリカの乾燥地帯に生息する、全身トゲだらけのすさまじい直翅。何種かいて、みな刺々しい姿をしている。虫マニアの聖書「珍虫と奇虫」によれば、ゴム草履で踏むと靴底に刺さるほどだという。ゴム草履がなかったので踏まなかった。外見とはうらはらに、意外と性格は温厚なほう。

この生物は、最近では別の和名があるらしいのだが、俺は根っからの「珍虫と奇虫」原理主義なので、これの中で使われている呼び名以外は使わない。

3218.jpg日本のミイデラとコホソクビの雰囲気をまぜこぜにした感じのゴミムシ。体長1cm前後の小型種だが、爆発物を隠し持つので素手で触れない。ケニアにて。

3219.jpgコオロギ。ケニアにて。

現地でたまたま手が空いたときに手近にいたので、何も考えずに撮影したもの。後で見直すと、なかなか綺麗で可愛らしい顔をしている。草原や荒れ地で見かけるバッタやコオロギなど、忙しさにかまけて大抵は無視するのだが、敢えて撮っておくと後日意外なことに気づくことも多い。

3220.jpg小さめのダイコクコガネ。ケニアにて。

3214.jpgウマアリCataglyphis sp.。ケニアにて。
※外見の似た別属アゴヒゲアリOcymyrmexでした。ご指摘頂いた方、ありがとうございます。

高温で熱せられたサバナの大地を、高速ノンストップで爆走する。撮影は至難だが、日が陰ったときに巣口を出入りする奴を脅かすと一瞬止まるので、その時のみ撮影可能。

タネを収穫するクロナガアリ。ケニアにて。
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3225.jpg落ちているタネばかりでなく、まだ草の穂に実っているものも力づくでもぎり取る。日本の種もこういう取り方をしなくはないが、やはりアフリカの種は体格がでかくて力が強いのを頼みにしているようで、日本産種より頻繁にこういう手口を見せた。

3212.jpgタネを運ぶクロナガアリ。ケニアにて。

収穫アリの名はダテではない。巣から長大な行列を伸ばし、雑草のタネを回収する。幼虫の成育にはタンパクも必要なので、虫の死骸なども申し訳程度に集める。

3213.jpgこの時見た行列は、巣口から30-40mくらい伸びていた。

3211.jpgクロナガアリMessor sp.。ケニアにて。

サバナの至る所に営巣している。日本のクロナガアリよりも遥かに巨大。また、ワーカーに多型がある。本来、クロナガアリ属の各種はメジャーワーカーがいるのが普通。たまたま日本にいる種が、例外的に持たないだけなのだ。

3210.jpg直径1m弱の大きな塚を作るため、遠目にも巣の存在は目立つ。地下がどれほど深くまで続いているのかは知らぬが、日本のあのしょぼいクロナガでさえ3-4m級なので、相当な覚悟がなければ征服は無理だと思う。

3222.jpgセオレガメ。ケニアにて。

小さな町を車で流す途中、道路に出てきているのを発見。轢かれないように道脇へ退けるついでに写真を撮りまくる。日本人仲間でカメを取り囲んでいたら、知らぬうちに大勢の現地人らに取り囲まれていた。
もちろん、彼らはカメなど珍しくも何ともなく、カメを囲む日本人が珍しいのである。

3206.jpgベニボタル。ケニアにて。

3217.jpgハンミョウの幼虫。ケニアにて。

サバナの地表の至る所にいた。きわめて大形で、頭の直径が1cm以上もある。成虫がどんな奴か知りたい。

3215.jpgサシガメ。ケニアにて。

地表にいた。何となく日本の南西諸島にいるハイイロイボを連想させた。そこまで瓜二つというわけではないのだが。

3216.jpgコオロギヌカダカ系のアナバチ。ケニアにて。

3209.jpgハナムグリ。ケニアにて。

いかにもアフリカのハナムグリらしい模様。他にも模様の全然違う若干種がいた。