2018/03/31|Category:双
2018/03/30|Category:膜
2018/03/29|Category:甲
2018/03/27|Category:脊椎動物
2018/03/26|Category:クモ
2018/03/25|Category:膜

トビシワは今時期、巣内に高率で丸っこくて脚の短い緑がかったアブラムシをかくまっている。恐らく、ハルカワネアブラムシParacletus cimiciformisと思われる。このアブラムシ、昔から日本中どこでもトビシワの巣を暴くとよく姿を見かけてきた。俺はこれまで別段注目していなかったのだが、近年このアブラムシがとんでもない大立ち回りを演じていることが明かされた。
このアブラムシには、同種なのに外見の異なる2タイプの個体が出現し、どちらもトビイロシワアリの巣に住む。片方は丸っこい体型をしており、地中で雑草の根に取り付いて汁を吸いつつ、アリに保護される。ところが、もう片方はやや光沢があって半つぶれの饅頭みたいな姿の奴で、これは植物の汁を吸わない。なんと、トビシワの幼虫に取り付いて吸血するという肉食性を示すのだ。こいつは体からアリのそれに似たプロファイルの体表成分まで出しており、化学的にアリに擬態して己の存在と悪事がバレないようにしているという。
一般にアブラムシという虫は、甘露を介してアリと関わりを持つことでよく知られている。しかし、世の中に知られるアブラムシ類の9割方は、特定種のアリに面倒を見てもらうことが生存に必須ではなく、また場合によってはアリの保護がなくても生存可能なものもいることから、好蟻性昆虫として見なさないのが普通だ。「アリの巣の生きもの図鑑」でも、しいて言えばアリとの関係が密接なクチナガオオアブラムシ属以外、アブラムシは載せなかった。大概種のアブラムシに見られる程度のアリとの関わり方まで好蟻性と呼んでしまうと、世の中にいる殆どの陸上生物を好蟻性呼ばわりしなければならなくなってしまうだろうから。
そんな中ハルカワネアブラムシは、その生態的・生理的な特徴を鑑みればれっきとした好蟻性アブラムシと呼んで差し支えないだろう。
このアブラムシがアリの巣内で幼虫から吸血するさまを、どうにかうまく撮影できないかと考えているのだが、今のところ妙案が浮かばない。
Salazar, A., Fürstenau, B., Quero, C., Pérez-Hidalgo, N., Carazo, P., Font, E., & Martínez-Torres, D. (2015). Aggressive mimicry coexists with mutualism in an aphid. Proceedings of the National Academy of Sciences, 112(4), 1101-1106.
2018/03/23|Category:鱗
2018/03/22|Category:脊椎動物
2018/03/21|Category:脊椎動物
2018/03/20|Category:脊椎動物
2018/03/19|Category:鱗
2018/03/18|Category:鱗
2018/03/17|Category:鱗
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2018/03/13|Category:脊椎動物
2018/03/12|Category:脊椎動物
2018/03/11|Category:脊椎動物
2018/03/10|Category:脊椎動物
2018/03/09|Category:脊椎動物
2018/03/08|Category:鱗
2018/03/07|Category:未分類

今回の遠征の、真の目的。その一部。
今回は全体的に、前回よりも得るものの数は少なかった。気候と環境が、当初想定していたものとはかなり違っていたのが一番の理由。しかし、今回来なければ絶対に仕留められなかったものを仕留めることが出来た。それは、あの書をより完全なものとするためには不可欠なピースであった。
また、学術的にきわめて重大な発見が一つあった。これを発表すれば、その分野においては、それなりの影響を及ぼすことになりそうだ。
今回の旅は、こないだとは違って帰国当日にストをぶつけられたり、旅行代理店にはめられたりすることなく、帰路は平穏だった。帰りの便の機内で、俺の2-3列前の席に、およそ義務教育を経たかも疑わしいほど常識と理性の欠落した白人高校生グループが陣取り、これから離陸するというのに猿のように座席から座席へと飛び移ったり、座席を折れんばかりの勢いで激しく前後に揺らして威嚇したり、割れんばかりの大声で放歌したり、添乗員にセクハラしたりしていたのを除けば。
2018/03/06|Category:未分類
大草原の大きな天使
2018/03/05|Category:未分類
グレート・ニタ
2018/03/04|Category:未分類

タイタヒルズのサバナでは、人とライオンが共存して暮らしている。人の居住区は、大仁田厚の戦うリングよろしく周囲を電流爆破付きの有刺鉄柵で囲われている。そんな囲いが、サバナの幾つかに点在している。
夜間、ライオンが水を毎日飲みに来る池の傍にある小さな囲いの中で、たまたまサスライアリの行列を見つけた。絶対防護領域の内側だと思って安心して観察していたのだが、ガイドに「俺の見える位置には必ずいろ。ここの鉄柵の電流は夜は切っている。ライオンが鉄柵をよじ登って柵内に入ってくることがあるぞ」と言われて、一気に肝が冷えた。そんな状況で、ライオンの襲撃に常に最大限の警戒を払いつつ、アリの行列にときどき紛れて歩いてくるゴマ粒サイズの虫を撮影し続けたのだった。
国内外を問わず、生き物の写真家は大変な労力をかけて、時に自らの命も危険にさらしつつ写真を撮影している。
2018/03/02|Category:未分類

密かに見たいと思っていた恐竜の一種。現地ではノガンモドキだと思っていたが、ノガンそのものだった。ノガン科は乾燥地帯の平原に生息する恐竜で、身を隠せるものがほとんどない環境に住んでいるため、ものすごく用心深い。車に身を隠しながらでないと、とても至近までは寄れない。
草丈の高い草むらが、しいて言うならば彼らにとって隠れ家らしい隠れ家。色彩が地味なのもあいまって、見事なほど背景に溶け込んでしまい、動かないと発見は至難。だが、それでもサファリのガイドは簡単に見つける。

オスはメスよりは多少凝った模様を示す。人間に対しては極端に臆病な反面、自分より弱小な生物に対しては無慈悲。
かつて地球上を闊歩した恐鳥の末裔たるノガンモドキのほうも、いつかは拝みたいものだ。
2018/03/01|Category:未分類