FC2ブログ

3761.jpgムネアカアワフキHindoloides bipunctata。埼玉にて。

幼虫期はサクラの枝に、カタツムリのような石灰質の巣を作っている。

3760.jpgウシカメムシAlcimocoris japonensis。埼玉にて。

南方系のヤツ。東日本ではかつて割と珍しい種だった。今でもウジャウジャ見つかるものではないものの、見かける機会はだいぶ増えた。こういうあからさまにメカメカしい虫を、年甲斐もなくカッコイイと吐かせるメンタリティは、いつまでも大事にしていきたい。

3759.jpgクワキジラミAnomoneura mori。埼玉にて。

クワの枝葉に多い。

3758.jpg
ニンギョウトビケラ属の何か。埼玉にて。

たぶん無印だが、詳しくないので確定しない。似た種がいくつかいるので、外見で種を判別しがたい。

3757.jpgアオヒゲナガトビケラMystacides azurea。埼玉にて。

紅い瞳、だんだら模様の触角を持つ。奇妙にたわんだ翅は、まるで深海のような青い輝きをたたえる。別段珍しい者ではないが、ふと視界の端にこれを認めたときは、つい見入ってしまう。

3756.jpg
メスアカケバエBibio japonica。埼玉にて。

成虫は春先に出現し、群飛する。

3755.jpgヘリグロテントウノミハムシArgopistes coccinelliformis。茨城にて。

ヒイラギやネズミモチの葉を食い荒らす。植木の害虫として嫌がられている。

3754.jpgモモブトカミキリモドキOedemera lucidicollis。茨城にて。

タンポポの上にいる黒い虫程度の認識しかなかったが、思いの外美しい色をしているのに気づいた。

3753.jpgモンシロチョウ。茨城にて。

必要に駆られて撮影しているが、意外に撮影のやっかいな代物であることがわかってきた。

3752.jpgネコハエトリCarrhotus xanthogramma。茨城にて。

しばらく、ここは放置。

3751.jpg見た瞬間「何だゴモクかよ・・」と石をそっ閉じしかけたが、こいつは紛れもなくヤツだよな?

強い光源下では、上翅が虹色光沢を帯びる。

3750.jpgマルクビツチハンミョウMeloe corvinus。群馬にて。

世間的には別段騒ぐほど珍しくないのだろうが、俺は個人的にこの種をほとんど見たことがなく、希少価値がバリ高い。しかし、前年度以前はまったく見かけなかった場所で、やたら多数見かけた。

3749.jpgヤツデキジラミとおぼしき者。茨城にて。

ヤツデの葉に多い。

3747.jpgツマグロオオヨコバイ。茨城。

本当は仲良く三匹川の字になっていたが、撮影時に驚いて動いてしまった。

3748.jpgヒメカゲロウの類。茨城にて。

3744.jpgウスイロウラシマグモ Pheurolithus labialis。茨城にて。

比較的近年になり、トビイロシワアリの巣内に住むことが判明した好蟻性クモ。国内ではアリを専門に捕食するクモは少なからず知られるものの、アリの巣内にまで入り込む種は本種と、正体不明のアリノスヌカグモくらいしかいない。
クモはアリから一切存在を認知されていないため、明らかに化学的手段により自身の存在を偽っているとしか考えられない。しかし、その詳細は誰も調べていないし、今後も調べないだろう。

3745.jpgゴマフヒゲナガNemophora raddei。茨城にて。

早春に出現。木の梢近くで群飛しているのを発見。なかなか低いところに下りてこなかった。

3746.jpgヒメハナバチの類。茨城にて。

営巣場所を求める。

自ら裏返した石も戻さぬ輩に石起こしの資格なし

3741.jpg
どことは書かない、言わずと知れたあの場所。

石の下にいるゴミムシを採るため、この時期各地から虫マニアがここへ集結する。そして、地べたの石を起こしまくる。それはいいのだが、彼らの中には一定の割合でひっくり返した石を元の轍に戻さず、そのまんまにして帰る連中が必ずいる。しかも毎年だ。

3743.jpg
きちんと石をはめ戻さずにおくと、石と地面との接地面積が小さくなるので、グラグラして不安定になり、虫が隠れ家として使えなくなる。さらに、地面の乾燥化も進んでしまう。好蟻性昆虫を調べている立場から言わせてもらえば、これをやられると石の下に営巣していたアリが乾燥を嫌がってコロニーを撤収してしまい、必然的に好蟻性昆虫もそこで採れなくなるため、非常に迷惑する。
国の絶滅危惧種でもある好蟻性昆虫アリスアトキリゴミムシは、減少理由のひとつとして「生息地での採集に伴う過剰な石起こしが考えられる」と、レッドデータブックに明記されているほどだ。

3742.jpg
毎年シーズンになると、SNS上では多くの虫マニアがこの地での石起こしの成果を、写真とともに載せる。この地は冬の間は草ぼうぼうで侵入困難だが、春先に野焼きをするため草が一時的になくなり、侵入可能になる。よって野焼き直後を中心に、毎年石起こし祭りになる訳だが、こうしたSNS成果報告でご満悦の虫マニア達の中に、自分さえ虫が採れれば後の事はどうでもいい、自らの不始末の結果虫がそこからいなくなろうが、後続の同士が虫を採れなくなろうが知ったこっちゃねーという、義務教育を受けたかも怪しいような倫理観の奴が混ざっているであろう事実を思うと、苦々しい気分になる。

昨今、南西諸島を中心に昆虫採集を害悪視し、条例により締め出す向きが各地で盛んだ。その向きの多くは、先人の虫マニアによる後先考えない非常識な振る舞い(民家の庭や田畑に無断で踏み込む、勝手に私有地の植物を伐採する等)を、地域住民が嫌がった事に端を発している。先人が、未来の昆虫学を背負って立つであろう若輩が享受するはずだった可能性を、己の欲望と引き換えに奪い取ったのだ。自分達は若かりし時分、きっちり余す所なく享受したところの、それを。若者達には、1ミクロンの欠片すら味わわせることなく。
件のあの場所での、石が乱雑に転がされ放置された光景を見るに、虫マニアという人種には持続可能性とか、後続を育てるとか、そういう概念を持つ者の方が少数派なのかとさえ思えてくる。近年、各地の虫マニア同好会や昆虫関係の学会において、若手の参入が激減して会の存続が危ういと嘆いている様子を見聞きしているが、そうもなるだろうよ。もしそれらが、そんな自分本意の人間が束になった集まりだというのなら。

なお上に載せた写真は、俺が見た不始末のうちのほんの僅かに過ぎない。そして撮影後は、俺が全部元の轍に戻しておいた。もっとも、翌週くらいにはまた誰かに転がされた状態になっているだろう。
当然、生息地がこんなざまなので、俺自身は大して虫を見つけられていない。わざわざなけなしの時間と金をはたいて、どこの馬の骨とも知らん他人のケツを拭いに行ったような日だった。
このありさまをもたらした主は、今からさほど遠くない過去にここで珍しい虫を浴びるほど採って、さぞ楽しかったろう。俺は全く楽しめなかったが。

3739.jpgクロホシカメムシPhyrrhocoris sinuaticollis。群馬にて。

石の下にいた。たいそう地味で目立たない。

3736.jpgトギレエダシャクProtalcis concinnata。茨城にて。

今年も発見できた。メスは切手のような、ギザギザで短い翅を持つ。頑張れば飛べそうだが飛べない。

近年、本種はトギレフユエダシャクの名で呼ばれるようになった。しかし、もはや冬も終わって春先が出現時期となるこの種に、わざわざ今になってフユなどと名付け直すことに意義が見だせないし、何より昔から慣れ親しんだ名を今更変えられないので、俺は今まで通りの名を使い続ける。

3738.jpgキリガ的なやつ。茨城にて。

チャマダラのように思えるが、はてさて。

3737.jpgカネコトタテグモ。茨城にて。

ネット上で本種の「野外で撮影されたと思われる」捕食シーンの写真は、意外と少ないものである。

3740.jpgスジハサミムシモドキElaunon bipartitus。群馬にて。

湿地環境に多く見られる。元々国内にいなかった外来種で、関東では局所的にかなり多い。これがいることによって、在来生態系にいかなる影響が及ぶのかは定かではない。

3735.jpg
オナガグモAriamnes cylindrogaster。茨城にて。

棒のように細い体型で、遠目にはとてもクモに見えない。他のクモを専門に襲って食うので有名。

3734.jpgケラGryllotalpa orientalis。千葉にて。

こんな子供の悪ふざけで考えついたような外形の生物が実在するのは、凄いことである。

3732.jpgビロウドツリアブBombylus major。茨城にて。

これに外見がそっくりで、翅の前縁の黒い模様が半ばでぼやけて不鮮明になる奴を探している。