2020/06/30|Category:直
2020/06/29|Category:クモ
2020/06/27|Category:鱗
2020/06/26|Category:蜻蛉
2020/06/24|Category:膜
2020/06/23|Category:脊椎動物
2020/06/20|Category:甲
2020/06/19|Category:直
2020/06/14|Category:直
ナイロビの眼
2020/06/12|Category:甲
2020/06/11|Category:膜
2020/06/10|Category:甲
2020/06/08|Category:鱗
2020/06/07|Category:クモ
若気の至り
2020/06/06|Category:鱗
精霊
2020/06/05|Category:未分類
2020/06/04|Category:双
2020/06/03|Category:膜
2020/06/02|Category:甲
2020/06/01|Category:甲

クヌギなどの葉上に見られ、恐ろしいほどのクオリティで芋虫のフンに姿形を似せている。恥ずかしながら、ツツジに付くツツジコブハムシを長年こいつと混同し続けていた。
中南米に、これと外見が遜色変わらない小型のツノゼミがいる。恐らくムシクソハムシになぞらえたのだろう、比較的古い年代のうちから文献中にて、このツノゼミに「ムシクソツノゼミ」なる名が与えられてきた。
ところが数年前に某国営放送の、某進化生物学者が来た番組内で、中南米のツノゼミを特集する回があった。その中で、この虫の事を「ムシノフンツノゼミ」という名で呼んでいて、ムシクソに馴染んできた身としてはただただ違和感しかなかった。あの局の放送コード的にクソがNGワードで、わざわざ上品にムシノフンなんて名前に変えたんだろうか。でも、もしそうだとして、別の機会にムシクソハムシを特集する回を組んだ場合、ムシノフンハムシに勝手に改名して放送するつもりなのだろうか。
ムシクソツノゼミは、どちらかというと正式な標準和名というよりは、過去の昆虫写真家が好き勝手に付けたあだ名がそのまま和名のように定着した雰囲気ゆえ、その名で絶対呼ばねばならないという感じではない。しかし、ムシクソハムシの方は正式な標準和名である。生物の標準和名を一テレビ番組内で勝手に変えて世間に流布するのは、非常に問題があるわけだが、かの局はどう対応するのか気になる。