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4578.jpgセスジナミシャクEvecliptopera illitata。茨城にて。

チョコレート菓子を連想させる模様。

4580.jpg馬酔木に来てた奴。何者だ? 茨城にて。

※カブラヤガでした。ご教示くださった方、誠にありがとうございます。

4579.jpg馬酔木に来てた奴。クロテンキリガか。茨城にて。

4576.jpg居住区から近場というほど近くもない場所に、「電動のポンプで地下水をくみ上げて蛇口から出す」タイプの井戸を見つけた。試しに水を出したところ、物凄い数のメクラミズムシモドキの死骸が出てきた。今まで、どこでどうやっても発見できず、実在すら疑っていた地下水生物がこんなに出てくるとは。
しかし、腹立たしいことに出てくる奴出てくる奴全部死んでいる。どうやら、冬季の凍結防止対策か何かで、この井戸は水を汲み上げるギミックのどこかしらに加温設備が備わっているらしい。これにより、せっかく地下から上がってきた生物が全部湯だった状態で出てきてしまうのだ。他にも無数の茹でケンミジンコが出てくる始末。
とはいえ、しばらく水を出し続けていると、僅かながらケンミジンコは生きた個体が出てきた。何度かトライし続ければ、運次第でメクラミズムシモドキも生きて出てきそうに思える。

精霊

4575.jpg初めて成虫を見た。この時期に羽化してやがったのか。

日没後、何匹も水際から上陸して地表を徘徊していた。中には、水際から10mくらい離れたところにいた奴も。こいつのチャームポイントは、翅端部にだけこれ見よがしに出た「細かい網目模様」にあると言ってよい。

4574.jpgルリシジミCelastrina argiolus。栃木にて。

4573.jpgマエアカスカシノメイガPalpita nigropunctalis。茨城にて。

春限定のガではないが、これを見ると春になったと実感する。

4572.jpgアトジロエダシャクPachyligia dolosa。茨城にて。

キリガをたしなみ始めた頃、当然ながらこれとハスオビエダシャクはキリガだと信じて疑わなかった。誰もが通る道。

4571.jpgカバキリガOrthosia evanida。茨城にて。

普通種だが、全体的に模様や色彩が目に優しくてよい。

4570.jpgアカバキリガOrthosia carnipennis。茨城にて。

翅にIの一文字を背負う特徴的な模様ゆえ、キリガ素人の俺でも一目でそれとわかる良心的な種。馬酔木の花は早春のガを観察するのによい。

4569.jpgよくわからないシャクガ。シロテンエダシャクか。茨城にて。

4568.jpg先日、新天地で見つけて大喜びしたところの地下水性ミズダニと恐らく同種っぽいやつが、驚くべきことにいつもの井戸でも出た。

去年の冬に見つけて以降、一体あの井戸をどんだけ漕いだと思ってんだ。通算10万じゃきかないくらいの回数漕いだにも関わらず、こうして初顔の奴が今更出てくるなんて。本当に井戸漕ぎは奥が深い。これならば、ムカシエビもいけるんじゃないのか。

4567.jpgミズダニ一種。栃木にて。

最近、井戸に依らず河川敷の伏流水をさらって地下水性生物を得る手法を知り、それっぽい川に行って試してみた。地下水性ミズダニを期待したが、これしか得られなかった。濃い体色、発達した眼点からして間違いなく地表水性の奴が地下間隙中に紛れただけの奴。しかし、その色彩の美しさと顔立ちの愛くるしさには心を奪われた。ミズダニを「水の中の宝石」と形容する専門家がいるが、そう言いたくなる理由がよくわかった。実際、ホウセキダニという名のミズダニが存在する。

しかし、どういう訳かメクラミズムシモドキがどこをどう探しても見つからない。話によれば、本当にどこにでもいるらしいのだが。

4566.jpgカワラゴミムシOmophron aequale。栃木にて。

砂質の河川敷に住む。いる場所は限られるが、生息地での個体数は多い。

4565.jpgキタテハPolygonia c-aureum。栃木にて。

越冬後の擦り切れた個体。

4561.jpg井戸から汲み出した地下水性ミズダニ。正確な種を調べていないが、状況証拠的に見てミトタマミズダニMideopsis mitoensisと思っている。

今回かなり狙って当てた標的。1000回くらいポンプを漕いで出た大量の土砂の中から、1匹だけ出た。いかにも地下水性らしく、体色が薄くて眼点らしきものがない。1mm以下サイズのため、発見も撮影も容易ではない。しかし、色が付いているだけまだ良心的な方である。地下水性ミズダニ類の中には、無色透明で姿の見えない奴も少なくないからだ。

土壌動物としては個体数も種数も莫大なダニ類だが、地下空隙での生息に特殊化したものとなると、少なくとも国内では途端に閑古鳥が鳴く。アギトダニ科の1種を除き、恐らく公式に知られている種は存在しないと思われる。ただしそれは陸生種の話であって、水生のミズダニ類には夥しい種数の地下水性種が存在する。その数60種以上、しかも全部が日本固有種だという。
地下水性ミズダニ類は、ミジンコのように開放的な水の中層を泳いでいるのではなく、地下水に満たされた砂礫の間隙にはまり込んで生きている。ゆえに、コインのように扁平だったり棒状だったりと、形態的な特化の程度が著しい。

日本の地下水性ミズダニ類の大半種は、1950-70年代に精力的な分類学的研究が行われて記載されたものだが、それ以降は停滞している模様。加えて、当時それらが採集された環境は現在どこも激変していると見られ(井戸の消滅、模式産地が広域に宅地化など)、恐らく今後二度と再発見できないであろう種も多いという。それだけに、地下水性ミズダニ類の生きた個体を捕獲してその生きた姿を写真に残しておく作業は、一定の意義があると思われる。

当初ゲンゴロウ目当てでやり始めた井戸漕ぎだったが、途中から興味の枝葉がどんどんあらぬ方向へと広がっていった。プラナリア、メクラミズムシ、そしてとうとう地下水性ミズダニ類という沼にまで片足を突っ込み始めている。

4562.jpg井戸を漕いで出てきた者。

分類群すら不明。最初現地で見た時はやけに細いプラナリアだと思ったが、後で拡大してよく見たら、明らかにプラナリアのあるべき内臓(というより内臓そのもの)が見当たらない。ヒモムシあたりだろうか。

4563.jpg最近開拓し始めた近場の新天地で、ものすごく具合のいい井戸を発見した。コレが出る場所に悪い場所はない。

4564.jpgクロヤマアリFormica japonica。茨城にて。

4557.jpgコガタルリハムシGastrophysa atrocyanea。茨城にて。

4559.jpgナミケナガハダニ。茨城にて。

このサイズのものを、もっと鮮明に野外で撮れるとよいのだが。

4558.jpgトビイロシワアリ。茨城にて。

少し暖かい日ならば、すかさず巣の拡張工事に入る。

4554.jpg井戸から出てきた、よく分からない生き物。たぶんプラナリアだと思うが、いつも漕ぐ所で出てくる奴とは素人目に見てもまるきり違う。眼がない。体長2mm程度の極小個体。
今回漕いだ井戸の面々の中で、唯一地下水性らしい者。この場所の近くには、大昔にたった3匹採れてそれっきりの幻の地下水性巻貝の産地がある。何とか出したいところ。とにかく一度二度行って得られた結果だけで一喜一憂せず、時期を変えてしつこく通うことが求められる。

4560.jpgミズムシAsellus hilgendorfi

井戸を漕いで出てくるこいつらは、そこらのドブにいる奴らに比べて体色が薄い。出てきた瞬間、地下水性の特殊な奴かと何度もぬか喜びさせられる。
世間では「やや汚れた水に住む生き物」の指標として使われるが、実際のところかなり清涼な水域にもいるし、地下水中にも容赦なく侵入してくる。こいつらに侵略されていない自然水域など存在するのか。

4556.jpg井戸を漕いで出たケンミジンコ。そこらの水たまりにいるようなのと見た目は変わらない。面白みに欠ける。

4555.jpg井戸のゴミからでたもの。ケンミジンコだと思ったが、大きくしてみたらソコミジンコらしかった。眼点を持つので、地下水特有のものではないと思われる。やたら多い。

4553.jpgいつも行っているのとは全く離れたところの井戸を一日漕いで、水と共に出てきたゴミを持ち帰った中から出てきたもの。カイミジンコの仲間らしい。

井戸を漕ぐとどこでもカイミジンコとケンミジンコだけは手堅く出る。これらが地下水に特有のものなのかどうかは分からない。

4552.jpgコガネグモArgiope amoena。茨城にて。

越冬した幼体。

4551.jpgヒメグモの類。茨城にて。

時限爆弾付き。

4550.jpgコケオニグモAraneus seminiger。茨城にて。

べらぼうに高い樹幹にいやがったせいで、撮影には苦労した。