岡千波

766ホラアナゴマオカチグサPaludinella (Cavernacmella) kuzuuensis。洞窟性巻貝で、北海道を除く日本中の石灰岩洞の濡れた壁面に住む。

名前にゴマと付くが、ゴマ粒より遙かに小さい。各地の洞窟で封じ込められた状態で生きてきたものなので、きっと実際には洞窟ごとに違う種になっているのだと思う。産地によって目があったりなかったりするらしく、この産地の個体は全てないようだった。

765生きている時は体が半透明で、極小サイズなのも手伝ってとても見づらい。レントゲンのように、体内が透けて見える。いずれの個体も数珠のように糞を溜め込んでいたが、コケも生えない洞窟の壁面で何を栄養にしているのだろうか。
死ぬと胴体は溶けて無くなり、殻だけがいつまでも濡れた壁面にくっついたまま分解もされず、ずっと残り続ける。死殻は白く変色するため、生きた個体よりもよく目立つ。

洞窟が観光地化されると洞内の乾燥化が進んでしまい、ホラアナゴマオカチグサもいなくなっていく。

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幽けき姿の陸貝ですね、
ゴマより芥子粒が似合いでしょうか、
オカチグサ、綺麗な名のチグサは何処からきているのでしょうか?
触覚の先に目玉が見えませんね、
洞穴に棲む微小虫探しは考えただけで萎えます・・
人類も昔は潜んでいたんですよね。
瓜豆|2014.03.07/15:48
どうやら海に住むチグサガイというのに似た陸の貝という名前らしいですね。
洞窟内は夏涼しく冬暖かいとはいえ、とても湿気た環境なので、昔の人々の生活は決して快適ではなかったかもしれませんね。
richoo|2014.03.07/18:23

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