797.jpgハイイロフユハマキKawabeia razowskii。長野にて。

798.jpg早春の短期間だけ姿を現す地味な蛾で、フユシャクモドキとも呼ばれる。南方の平地ほど多いらしいが、長野県松本市のような山地でも得られる、と日本蛾類図鑑に書いてあった。その通りである。
ただしここ数年間、通い慣れた裏山ではこの蛾の姿を確認できない状態が続いていた。最後の最後に見つけられてよかった。西日本に行けば普通にいるのだろうけど、今この場所で見ることに意味があるのだ。

799.jpgここ数年、春の到来が恐ろしく遠い。3月半ばにもなって、異常なほど低温状態の日が続くケースが多くなっている。10年前の3月に裏山で撮影した写真をハードディスクから発掘して見直すと、「この時期にこんなものがもう発生していたのか?!」という生きものをかなり写しているのが分かる。
蛾の中には、冬の終わりと春の初めの微妙な境の時期にしか出ないような種がいくつもいるが、その手の多くの蛾の発生をこの3,4年、裏山で確認できずにいる。気候が年々、真冬と真夏以外なくなってきているのを実感する。非常に気がかり。

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