膝丸燈

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オオミノガEumeta japonica。福岡にて。

風にフラフラ揺れる紡錘形の大形ミノムシで、ミノムシの代表格と言ってもいいほど。しかし、90年代半ばに大陸から侵入した寄生バエの猛威によって、たちまち日本中から姿を消してしまった。今や、あちこちの都道府県で絶滅危惧種として祭り上げられている。
九州でも衰亡著しく、特に福岡市内では90年代後半でほぼ完全に絶滅状態となったらしい。

それから10年近く経ったいま、市内では僅かながらオオミノガは復活の兆しを見せている。一度絶滅したため寄生バエも共倒れで減り、その後近隣地域から流入してきた個体群が寄生されずに生き残る機会を得た結果だろう。
死ぬ気で探し回ると、あちこちでぽつぽつ見つけられる。なるべく都市部から離れた山際の神社などがいいように思える。それでも、一日に二桁届くかどうかくらいの少なさ。

考えると、世間的にはミノムシの代表格とは言われていても、個人的にはオオミノガは馴染みがない。今まで見た大形ミノムシのほとんどは、枝にミノの口をガッチリ固定してしまうため風に揺れないチャミノガばかりだった。どちらかというと、オオミノガは西日本に多いものだったのかもしれない。

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