978.jpg一角鍬形Sinodendron sp.。

977.jpgヨーロッパが誇る珍奇なクワガタで、大きなアゴがない代わりに短い一本角を持つ。クワガタじゃなくて普通にカブトの仲間だろうと思いたくなるが、それでもあの「く」の字に曲がった触角はクワガタ以外の何物でもない。日本のチビクワガタの触角と、雰囲気が似ている気がする。
この仲間は何種類か似た種がいて、ロシアなどにもいるらしい。チェコでは割と普通のようで、ここ産の標本が多く世に出回っている。小型種で、サイズは2センチを越えない。

狙って採るのは難しいらしく、日本からクワガタマニアがわざわざ探しに行ってもしばしば手ぶらで帰るという。しかし、今回たった5日しかなかった調査日の中で、複数回こいつに遭遇する機会を得た。見た環境は二タイプに大別され、一つは大きな倒木の樹皮下から、もう一つは森内のヨーロッパクロクサアリLasius fuliginosusの行列に運悪く立ち入ってしまい、ギタギタに伸されて虫の息のやつ。

976.jpgどういうわけか、クサアリの行列では複数個所で複数個体のコレがアリに捕まっていた。まさか好蟻性のはずはないが、このアリの行列からは何か誘引するような匂いでも出ているのかもしれない。

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