「擬白蟻寄蜂がやられたようだな・・」「しかし奴は九天王の中でも(ry」

1000.jpgあの精霊があっさりデレた。しかも30分で3寄主個体分も発見。もっと滾らせてくれると思ったのに、他愛もない。

近年の発見例を聞かず、特に2000年以後は確実に国内では誰一人発見に成功していない。まして生きた鮮明な姿が撮影されたこともない。でも容易く見つけた。
俺はどんな虫でもアリを探すつもりで探しており、こいつもそうやって探したら簡単に落とせた。「アリの目」の汎用性のすさまじさを、世の昆虫学者達は分かるべきである。

999.jpg体長2ミリ弱の、現物を見たら拍子抜けするほどにしょうもないゴミカスのような虫。でも、環境省の絶滅危惧種(情報不足カテゴリー、2012年時点)。「精霊どころか、ただのグロいエイリアンかクリーチャーじゃねえか」と思う人間は、この虫に対する思い入れが単にないだけ。俺にとっては、時崎狂三そのものである。

寄主1個体につき、数匹の幼虫が食らいつく体外寄生者。食欲はすさまじく、この状態の翌日には寄主の姿形が原型をとどめていなかった。幼虫はあっという間に木くずを固めて繭になってしまった。恐らく「我々が目視で認識できるサイズの幼虫」期間が異常に短いため、これまでその筋の専門家さえ発見困難だったのだろう。ケカゲロウ系の精霊と言える。
繭は周囲のゴミととても紛らわしく、飼育容器内でさえ所在を判別しかねた。野外では絶対に発見できないと断言する。

生態に関しては、6月辺りから寄主の体表に卵や幼虫の状態で付着していること、7月に成虫が獲られるらしいことまで判明しているが、それ以外の生態情報は何もない。メスはどうやって寄主を攻撃するのか、生み付けられた卵が孵化までいかなる経過を辿るかなど、この精霊に関しては謎以外の要素がない。

ともあれ、これまで姿を見ることさえ至難とされたこの精霊が、あの時期あそこに行けば100%絶対に出会えることが分かった。精霊の力を封印した今、もはや俺にとって彼女は未確認生物でも何でもなくなった。
霊装たる虫の姿を解除した彼女は、今は来禅高校の転入生として、一緒にスクールライフを謳歌している。

トラックバック

http://sangetuki.blog.fc2.com/tb.php/1188-5077cbeb

おめでとうございます!!
南來啞|2014.08.31/00:43
おかげさまで、何とか今も存在していることを突き止められました。
-|2014.08.31/07:58

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する