1001.jpgコケシロアリモドキAposthonia japonica。「天宮市」にて。

日本では目レベルでまったく馴染みのない分類群。世界的には分布が広い仲間だが、日本では西南部に限って見られる。あの作品では天宮市は関東周辺という設定だったが...

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1004.jpg最大の特徴は、ボクシングのグローブ状に膨らんだ前脚。ここから糸を撃ち放つことができる、非常に変わった昆虫。大木の樹幹に自ら出した糸で迷路状の巣を作り、その中に住んでいる。行動は脅すとかなり素早く、前進も後退も得意。樹皮に生えたコケを餌にしているらしい。
シロアリモドキは、名前と違ってシロアリには似ていない(有翅型と無翅型の個体がいて、有翅型の翅の作りがシロアリのそれに似ているという意味らしい)。形態・生態ともに他のどの昆虫にも似ていないこの虫は、古くから多くの研究者に注目されてきた。だから、この虫自体も非常に面白い観察対象ではあるのだが、今日の目的はこいつそのものではない。

実はこの虫は、今回「現界」が予想される精霊について、重要な情報を握っている生き物なのである。そのため、そこに生息するシロアリモドキの巣に片っ端から殴り込みをかけ、精霊のことを問い質して回った。

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