五河琴里「このミイデラゴミムシ!」

1079.jpgミイデラゴミムシPheropsophus jessoensis。福岡にて。

毒ガス兵器を持つ虫として、あまりにも有名。敵襲を受けると、二つの化学物質を混ぜ合わせて尻から放出し、小規模な爆発を起こす。一瞬ながら相当な高温になるが、痔にはならない仕組みになっている。
マンガのネタにされたり罵倒の文句に使われたりと、そんなにどこにでもいる虫でないにもかかわらず、最近になって妙に市民権を得るようになった。

この虫は、いる所には多いがいない所には決していない。それは、この虫が幼虫期にケラの卵のうに寄生するという、非常に特殊な生態を持つことに起因している。それを反映して、この虫を見かけるのはケラの多い湿地や水田周辺と相場が決まっている。
インテリな虫マニアなら、ほぼ全員がミイデラゴミムシの生態について訪ねられれば「幼虫期にケラの卵に寄生して・・」と答えることは出来る。しかし、実際にそのさまを目で見た者は、最初の発見者以後恐らく皆無である。自分の目で見てもいないことを見てきたかのように語るのは好かないので、いずれケラとゴミムシを飼育して実際に寄生させてみようと思う。
何せ、今住んでいる近所の裏山には、奇跡的にケラもゴミムシも普通にたくさんいる。裏山の女神が、さあ自分でやってみろと言わんばかりに材料を提示してくだすっているのだ。やらないほうが不敬だ。

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昨日、とある古そうな休耕地に蛹粉のベイトトラップ
(225mlのカップ10個)を仕掛け、今日回収をしたのですが
本種ばかりが百数十も入り驚きました。
幼虫がケラの卵のうに寄生するという様子、私も是非
観察してみたいと考えております(´・ω・`)。
micromyu|2014.08.14/20:31
そんなに沢山!長野はケラは多いのに、1匹たりとも見たことはありません。
まずはケラの飼育から始めねば...
-|2014.08.14/21:17

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