1058.jpgキノボリトタテグモConothele fragaria。静岡にて。

日当たりが悪く、あまり手入れされていない感じの神社仏閣で見られる。苔むした樹幹や狛犬の表面に、落花生のような質感と形の住居を造り、そこに一つだけ蝶番付きの丸い扉を付ける。
夜、その扉をほんの少しだけ開けて、獲物が通りかかるのを辛抱強く待ち伏せる。獲物が来た瞬間、信じがたいほどの高速で扉をはね上げて身を乗り出し、獲物をわしづかみにして住居へ引きずり込む。本当はその瞬間を撮りたかったのだが、あまりに早すぎてだめだった。

近年、生息環境の悪化で全国的に数が減り、環境省の絶滅危惧種になった。この静岡の産地も、かなり風前の灯火。近隣にあった2-3の産地では、過去5年くらいの間に突然一匹もいなくなった。環境は一見何も変わってないように見えるのだが、もしかしたら大気汚染や酸性雨みたいなものが関係しているのだろうか。

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賤の伏屋の侘び住まいと想いきや、
夜盗の巣穴なんですねェ、
蝶番を付けるとは!
ミノムシの蓑みたいに内側は絹様なのでしょうか・・


瓜豆|2014.09.16/22:09

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