1062.jpgタカチホヘビAchalinus spinalis。静岡にて。

とてもかよわい小型蛇。半地中性で、柔らかい地面に潜ってミミズを専食する。たぶんミミズ以外のものを食わない。かつてこれを飼育したとき、何度もナメクジをくれてやったが、一度も食わなかった。
ミミズ以外の者に、おそらく噛み付くことを知らない大人しい蛇。手で引っ掴んでも、まず噛まれない。むしろ、人間の手の熱で体の水分が奪われ、衰弱してしまうほどの虚弱体質。他の蛇と違って皮膚が弱く、体内の水分が出て行ってしまいやすいらしい。だから、死ぬと腐るよりも先に水分が抜けきり、カチカチのミイラになりやすい。

地に潜って生活する割に、その鱗は虹色の輝きをたたえる。外国のサンビームヘビもそうだが、なぜ暗黒の地面で生活するのにこんなきらめきが必要なのだろうか。

この個体は、とある小さな洞窟にいた。洞窟入り口の、外から落ち葉が吹き溜まった所。妙にやせこけた雰囲気だった。落ち葉の吹き溜まりには沢山のミミズがいるのに、それを食う様子がなく痩せているということは、もうあまり先が長くない個体かも知れない。

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