とろいですがはやいです

1233.jpgキシタアゲハTroides aeacus。台湾にて。

東南アジアではよく見かけるが、だいたい唐突に現れて唐突に去るので撮影できたためしがなかった。かなりスレた個体だったが、たまたま手の届くところに止まってくれたので、野外で初めてまともに写せた。

現在、キシタの仲間はどこの原産国でもそこの法律で保護されているうえ、全種ワシントン条約やらにひっかかっているので、勝手に採って持ち帰れない。しかし、昔の虫マニアの手記などを見れば、数十年前まではどこでも比較的自由に採れたらしい。
虫は未来へ向かうにつれ、物理的にも法的にも世論的にもどんどん採れなくなっていく。国内外を問わず虫の趣味以上に、後世に生まれる者ほど貧乏くじを引かされる道楽など存在しない。未来の昆虫学を背負って立つ後世の虫マニアに、今以上の貧乏くじを引かせないための努力は、惜しまないつもりでいる。


※イベント告知
2月14日、豊田ホタルの里ミュージアム(山口県下関市)にて特別講演会「消えゆく、どうでもいい虫」を行わせていただきます。絶滅危惧種の地味な虫への愛を語ります。 http://www.hotaru-museum.jp/index.html
さらに、3月7日、ジュンク堂書店福岡店(福岡市中央区天神)にて講演会「暴け!裏山の虫の謎」を行わせていただきます。昨年度好評を博した、ジュンク堂池袋本店での講演が、九州に帰ってきます。 http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=8102
詳細は、各ホームページをご確認下さい。

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