1356.jpg台湾の南端に近い海岸沿いの山から望む。去年の遠征。

台湾は日本の南西諸島と距離的に近い関係で、分布する生物の種類相は似通っている。しかし、台湾には南西諸島に分布しない生物がプラスαで相当分布しており、生き物好きにとってはまさに楽園の様相を呈する。
台湾にはシカの仲間がいる。南西諸島にも古い時代にはいたらしいが、もう滅びてしまって存在しない(ケラマジカはフェイクらしい)。台湾には全身鎧に覆われたセンザンコウもいる。乱獲と環境破壊で最近絶えたとも言われるが、大形ネコのウンピョウもいる。

日本の虫マニアは誰もが一度は「沖縄病」というのにかかる。沖縄には本土では見られない珍奇な虫が沢山見られるから。しかし、すぐ傍の台湾があれほど生き物に満ちた様を見てしまうと、途端に南西諸島が色褪せて見えてしまう。確かに南西諸島にも珍奇な生物はいるが、全体的な生物の種数が恐ろしく少なく貧弱であることに気付いてしまうのだ。
どうして沖縄にはセンザンコウが一匹もいないのか、あれだけ島がいくつも連なっているのになぜトゲアシアメンボは与那国以外にいないのか。台湾は南西諸島より先にいくべき場所ではないとの思いを新たにした。

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