ペインエレメンタル アラクノトロン

1289.jpgイトグモLoxosceles rufescens。香川にて。

日本では本州より南の各地で見られる。屋内性とされるが、野外でまとまって見つけた。身近な環境に住んでいると言われる割に、とても少なくて見る機会がなかなかない。ネットで検索しても、日本のサイトでこれの生きた姿を載せている所が原則皆無である。俺自身、生まれて初めて見たほど。国内で、この種がどの程度普遍的に見られるのかを知りたい。
イトグモの仲間はとても種類が多いが、そのほとんどが新大陸に分布している。日本唯一の種たる上の種は、それら地域からの移入であって在来種ではないと考えられている。乾き気味の所に好んで住むようで、巣は作ったり作らなかったりするらしい。クモ図鑑には弱弱しい感じのクモと書いてあったが、ユウレイグモなどと比べれば遥かに強靭な印象。

苦痛の精霊イトグモの仲間には、きわめて毒性の強い種がいくつか知られている。その特徴的な体色から「ヴァイオリン・スパイダー」の厨二名で呼ばれる北米のドクイトグモL. reclusaは、人間の皮膚を壊死させるほどの毒を持つことで悪名高い。
日本で見られるイトグモに関して、日本で毒性が問題になったことはないらしいが、海外では寝ている人の瞼に噛みついてかなり深刻な被害を与えた例がわずかに知られる(Bajin et al. 2011)。そうそう目にするクモではないのだが、多少気をつけた方がいいかもしれない。
もっとも、人への自発的な攻撃性はまったくなく、指でつついた程度では噛みついてこない。直接体を圧迫しない限りは、ただのクモ。

1290.jpg普通のクモと異なり、目は6個しかない。

DOOM64・・・

Bajin MS, et al. (2011) Necrotic arachnidism of the eyelid due to Loxosceles rufescens spider bite, Cutaneous and Ocular Toxicology, Cutaneous and ocular toxicology, Vol. 30, No. 4 , Pages 302-305

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