1337.jpgキノボリトタテグモConothele fragariaの巣。静岡にて。

1352.jpgもともとは土中営巣性の仲間だったが、地面より高い場所に住むよう特殊化した。日陰の石垣などに、人の親指のような袋状住居を作り、出入り口に扉をつけて獲物を待ち受ける。表面はコケなどで偽装するので、慣れないと発見困難。

1338.jpgこの産地は近年こういう空き家が増えてきた。

大して気遣われない環境省の絶滅危惧種(準絶滅危惧、2012年版)。最近各地で減っているが、生息環境自体はさほど以前と変わっていないようにみえることも多く、減った原因がはっきりしないケースがある。環境省のレッドデータブックでは本種の減少理由の一つに、ムカデなど天敵による捕食を挙げている。最近クモの数を全国的に減らすほどムカデが増えているのだろうか。

同様に我が愛しのドウシグモの減少理由に関しても、レッドデータブックでは天敵の捕食が1つに挙げられているが、本種に関してはその可能性は低いように思う。もともと少ないあのクモを特異的、効率的に全国規模で減らす捕食動物が存在するようには思えないので。そもそもこのクモに関しては、食性をはじめ基本的な生態がろくに解明されていないので、まずそこから始める必要がある。

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