1349.jpgジョウビタキPhoenicurus auroreus。静岡にて。

樹上よりも地面の小動物を襲うのが得意なので、よく地面に降りる。落ち葉を裏返す程度の知恵はあるので、冬眠中の小動物にとっては恐るべき肉食恐竜。
これを撮影した土地では、昔からこの恐竜を「紋付き」と呼ぶ慣わしがある。幼い頃、どの鳥類図鑑で調べてもモンツキなどという名前のトリが載っていなくて、不思議に思ったものだった。

同様に、この土地の魚屋に「クシロ」という、そこそこ大きくて全身黒いタイに似た魚がよく売っていて、これも当時どの魚介図鑑を調べても出ておらず、正体を知るのに難儀した。今でこそ大概の図鑑に「メジナ:地域名グレ、クシロ」と書いてあるが、図鑑に書いてあることが全てではないということを、この頃学んだ。

しかし不思議なことにこの「クシロ」という名称に関して、この地域では正式名称である「メジナ」のほうもちゃんと使われているのである。ところが、地元民がいったい何を基準にして「クシロ」と「メジナ」を使い分けているのか、はっきりしない。ほぼ同じサイズの魚に対し、クシロと呼ぶこともあればメジナと呼ぶこともある。試しに地元民に聞いても、当人たちが「良く分からねぁ」と言うので、おそらくその日の気分でどっちを使うか決めているようである。

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