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ヒラタツユムシ一種。野菜のような薄くて大きな翅をもち、通称「キャベツ太郎」。

日本のクツワムシを遙かにしのぐ巨大種。夜間低木の葉裏に止まり、「フーン、フーン」と適当に相づちを打つような声で鳴く。こいつの隣で「ついにソ連がなくなるんだってさあ」などのボケをかませば、即席で漫才ユニットを結成できる。
普通、キリギリスの仲間は鳴くときに翅を立てない。しかし、こいつはスズムシのように翅を立てる。結果、音が共鳴して増幅されるため、鬱蒼としたジャングルの中でも非常によく声が通る。なお、昼間は翅を閉じ葉裏にピッタリ張り付いて休む。ほぼ広葉樹の葉と同じ外見を呈するため、動かない限り人間には発見できない。

熱帯のジャングルの夜は様々な生き物の声に満ち、静寂になる瞬間がない。その声の主の多くは虫とカエルである。こういう生き物は、原則として自分と同種の仲間が発する声の音域以外がよく聞こえていない。だから、彼らは人間が思っているよりは遥かに静かな夜を過ごしているであろう。

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母衣を背負っている虫侍?
未だ青いホオズキの提灯にも似てません?
「フーン、フーン」人の話を聞いていない、
熱帯のジャングルは濃密、湿潤な世界なんでしょうねぇ、
気が遠くなる様なヤマアカガエルの笑い声、
上高地でもう鳴き始めているでしょうか・・
瓜豆|2015.04.16/10:41
翅を立てている時と閉じている時とで、この虫の外見は全く違ってきます。夜の熱帯のジャングルはとても賑やかで楽しいですが、日本の夏の夜の虫の合唱のほうが、温かみがありますね。
richoo|2015.04.16/21:04

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