1735.jpgカワラゴミムシOmophron aequalis。長野にて。

まん丸い体にクモのようなひょろ長い脚を持つ、国内で他に似たものがない甲虫。テントウムシくらいの大きさ。あまり人の手で荒らされていない、一定以上の広さを持つ河川敷に住む。昼間は砂に潜って隠れており、日没後に出てくる。素晴らしい脚力で、暗闇の砂地を疾走する。
近年、生息に適した河川敷が開発や防災工事で失われており、全国的に減っている。各地都道府県レッドに名を連ねる程の減りようなのに、なぜか環境省版には未だハブられている。

10年前、長野県内のとある河原で偶然これを一匹だけ見つけて狂喜した。生まれて初めてのカワラゴミムシだったが、その後全く発見出来なくなり、存続が危ぶまれた。今年、あの発見場所から数百m下流の狭い砂地を意味もなく夜中徘徊した際、驚くことに発見に成功した。しかも、うじゃうじゃいた。
この川の流域沿いには、関東の平地に昔は多かったが今は壊滅状態の虫が90年代にまとまって何種も記録されている。しかし、今世紀以降は誰も調査しておらず、それら全てが消息不明になったまま。カワラゴミムシもその一員だ。

1896.jpg意外にラブルベニアが付いた個体が多い。

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