で、でたーw黒丸奴www

1687.jpgまさか、クロマルハナバチBombus ignitus程度のものを見て声が詰まるほど感激する日が来ようなど、20年前くらいの俺には想像も出来なかった。

コマルハナバチと凄まじくそっくりで、慣れないとまったく区別できない。腹部の毛並みが刈りそろえたようになだらかか、ボサボサしてるかで区別する。前者がクロマルで後者がコマル。
また、コマルは基本的に盛夏前にはコロニーを解散して姿を消すため、平地で盛夏以後黒いマルハナを見たならば、ほぼクロマル認定してよい。ネット上でクロマルハナバチを画像検索して出るハチの写真の半分くらいは、コマルの同定間違い。

かつては日本の本土産マルハナの代表格だったはずだが、近年よくわからない原因で全国的に激減し、今では一夏をかけて探さねば見つけられない程。シカの食害に伴う蜜源植物の減少や気温上昇など、幾つか考えられる原因はあるが、似たような生態を持つであろうトラマルやコマルがそこまで不可解な減り方をしていないので、謎。

野生個体が減る一方で、最近クロマルはハウス栽培作物の受粉をさせる目的で、コロニーが市販されている。それまで受粉目的で飼育されていた外来のセイヨウオオマルが、逃げ出して野生化するとあまりに有害なため、在来種としてクロマルの使用が推奨されているのである。
しかしこのクロマルにしても、北海道など国内でも元々分布しない地域がある。そんな場所で逃げ出して野生化したら、セイヨウと同じ事になってしまう。また、クロマルは本州から九州の各地において、多少とも遺伝的に分かれた個体群になっているらしい。販売用に養殖されているのは特定地域の個体群由来のもののはずなので、本州でも下手に飼育個体を逃がせば在来個体群に何らかの悪影響が及びかねない。使用には、細心の注意が求められる。

四国にて。

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