今年のアルバムから。
1726.jpgコキベリアオゴミムシChlaenius circumdatus。千葉にて。

池のほとりの湿地にうじゃうじゃいる。ずいぶんせな毛が濃いと思っていたが、よく見たら全部ラブルベニアだった。この池には同所的に、これと外見の酷似した精霊が生息することになっているのだが、見つかるはずもなかった。確実にもう滅びている。

甲虫、特にじめじめした地面や地中に住むゴミムシの体表には、当たり前にラブルベニアが付いている。しかし、大概の人間はこれを見てもゴミか体毛の変形したようなもの程度にしか思わないだろう。そんなありふれたラブルベニアだが、どういう訳か似たような環境に住むアリからは本当に採れない。アリは体表に抗菌物質を持っているため、こういう水虫菌みたいなものが寄って来にくいのかもしれない(その割には、冬虫夏草にはよくやられるが)。

アリ生ラブルベニアは世界的にも珍しく、日本ではまだ発見されていない。海外では主に高温多湿な熱帯から多く知られるようだが、一方でヨーロッパの高緯度地域でクシケアリから得られる種もいる。だから、理論上は日本からも余裕で見つかっていいはずのものである。たぶん、湿度の高い環境に多いあのアリが一番あやしいと踏んでいる。

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