こうもり猫

カワラゴミムシのいる河原を夜歩くと、あちこちで白く光る目がこちらを監視している。野良猫がとても多く生息するため。
猫は嫌いなので、あまり相手にせず先を進むと、数十m前方の地べたに奇妙な猫の目が光っているのに気づいた。他の猫どもと違い、白ではなく真っ赤に目が光るのだ。しかも、その正体を見定めるべく近寄ろうとしたら、その赤い目が突然垂直跳びし、そのまま闇夜の空へと消えてしまったのである。


今のは何だったんだろうか。羽の生えた猫だったんだろうか。そう思いつつ更に先を進むと、また数十m前方の地べたにさっきの赤い瞳が煌々と輝くのを認めた。
今度は慎重に足音を忍ばせてそっと近づき、ギリギリの所でヘッドライトをパッと照らしたら、猫の正体が分かった。
















1897.jpg妖怪・胡瓜刻みだった。

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