2067.jpgスジアオゴミムシを見た林道路上のすぐそばで、突然バタバタ音がした。見たら、キクガシラコウモリが地べたをのたくっていた。翼や体には、ジョロウグモの網がべったり巻きついていた。飛んでる最中にかかったらしい。
コウモリ程の動物の動きを封じるのだから、如何にクモの網が強靱な造りをしているかがわかる。

これが、人の張った鳥除けネットに絡んでいたとか、車にぶつかったとか、人為のからんだ厄災で苦しんでるのであれば、あらゆる手を講じて救助したが、このケースは違う。自然のものが、自然にこうなったに過ぎないので、人間が助ける義理はない。クモバエかコウモリバエが付いてないかだけ確認し、そのまま放置して帰った。

生きる個体なら、この後自力でどうにかして切り抜け、また飛んでいく。そうでないなら、ここで淘汰されるべきそこまでの個体だっただけのこと。それに、もしかしたらこの数日えさにあり付けず餓死しかけた肉食獣が、あれを見つけて食うことでからくも命を繋げるかもしれない可能性を考えたら、人間の感覚で安易に瀕死の野生動物を生かしてしまう事など出来ない。

幼い頃、理由を問わず瀕死の野生動物を見たら、とにかく可哀想と思って助けまくっていた時期があった。でも、ガンバの冒険のカラス岳の話を見て以後、人間ごときの哀れみの感情で野生動物を助ける行為が、常に野生動物の幸せに繋がるわけではないことを理解し、そういう行為は意識して控えている。

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