今年のアルバムから。
2027.jpgコシビロザトウムシ一種Parabeloniscus sp.。屋久島で馬に食わすほどの数見たが、屋久島でこんな生物の記録はない。

2026.jpgコシビロザトウムシ属は、国内では3種のみ知られており、紀伊半島、沖縄本島(とごく近接する島嶼)、久米島のそれぞれから1種ずつ知られる。屋久島からは知られていない。最初、コアカザトウムシのちょっと大きめの奴かと思ったが、ちょっとどころではない程の大きさだし、体形が完全にコシビロのそれだ。
ケツから槍が突き出た個体とそうでない個体が同所的に見られ、恐らく突き出ているのがオス。沖縄本島にいるオヒキコシビロP. caudatusに似ているが、それよりも槍の突き出しが長い。そして、第4歩脚タイ節内側に1本トゲがある。オヒキは2本あるようだが・・。いずれにしても、地域固有性の高いものゆえ、これは未知の新種であろう。新種だったところで、別に俺はザトウムシの専門家ではないので記載もできないのだが。誰か記載しないかな。

コシビロザトウムシは地下性傾向が顕著なグループで、広めの地下空隙や洞窟に生息する。屋久島には洞窟らしい洞窟などないし、ガレ場のある場所も限られる。洞窟もガレ場もない場所にこの手の生物が住むとしたら、あの環境しかないだろうな・・と予想していた、まさにそこから多数出てきた。

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