今年のアルバムから。
2021.jpgジュズフシアリProtanilla lini。屋久島にて。

地下性の珍種で、滅多に見られない。細い体をヘビよろしくくねらせ、土砂の間を這い回る。眼はない。ただし、生殖階級の個体にはある。

生まれて初めて自力でコロニーを発見した。この仲間のアリは、普段は地中深くにコロニーを構えており、なおかつ軍隊アリのようにしょっちゅう移住する。だから、遭遇は本当に偶然に依る他ない。生息密度も薄い。前に見つけた場所を探しても、まず二度と出会えない。
本当は、これに近縁かつ屋久島固有のあるアリを見つけたかったが、それはかすりもせず。原記載以後たぶん採れていない程のものなので、二度三度来た位で出会えるなんて思っちゃならない。

生態は不明な点が多いが、少なくともムカデなど大型土壌動物を餌にするのは確からしい。乱杭歯のような滑り止めの毛が並ぶキバで獲物に食らい付き、毒針で刺し殺す。
吸虫管で吸った際、フィルターが甘かったせいで一匹口に入った。上顎を毒針で刺された。3mmサイズのくせに、ビックリするほど痛かった。人間でさえあれ程痛いんだから、ムカデ程度の生き物じゃひとたまりもなかろう。

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