2015/11/06|Category:海外・アフリカ

30cm程になる中型トカゲで、オスは赤と青の美しい色。メスは褐色に少し緑が混ざった感じ。その時の興奮度や気分によって、多少体色が変わる。
カメルーンでは、ノイヌを除けば最も普通に見られる四つ足。都市部から田舎まであらゆる環境に見られ、適応力が強い。その適応力の秘訣が、悪食さだ。この手のトカゲは大抵肉食で、口に入るサイズの生きたものしか食わないものだが、彼らは死んだもの、植物質のものもよく食べる。人の作りし生ゴミさえもだ。
オープンガーデン式レストランに行くと、床のそこいらにこのトカゲどもが何匹でも横たわっている。人の食べこぼしを狙っているのだ。フライドポテトや米粒を落とすと、人目もはばからず走り寄り、奪っていく。ひどい時には、貧しい村落で出荷前に地面にゴザしいて干してあるカカオ豆まで盗んでいくのを見た。
生態的には、ほぼドブネズミと同じニッチを占めているようだった。代わりに、カメルーンで民家周辺にドブネズミやヤモリの姿を見ることは、ほとんどなかった。
この一ヶ月以上の間、ひたすらカメルーンの写真ばかり出してきた。驚くべきことに、まだ全然終わらない。