2107.jpgカタアリを捕らえたハエトリ。シンガポールにて。

全身黒く、腹部の付け根近くが広く黄色がかっている種。このハエトリは、アリ植物オオバギ上でしばしば共生シリアゲアリを食ってる様が見つかる。東南アジアのアリ植物オオバギ分布域では広域に分布しているらしく、マレー半島の複数地点、ボルネオ、インドネシアのスマトラでもオオバギ上でシリアゲアリを食ってるのを見ている。最近出たアリ植物オオバギ関連の論文にも、種名不詳ながら生態写真が掲載されている。
当初、これはアリ植物オオバギやその共生アリと密接に関係する生物なのかと思っていたが、やがて他の植物上で全く別分類群のアリを食っていることもわかり、どうやらオオバギ絡みの関係者ではなさそうだというのが個人的な見解。上の個体も、オオバギではない植物上で、オオバギと関係ないアリを食っていた。ただ、アリのスペシャリスト捕食者であるのは確実であろう。

SHIMIZU-KAYA, U., KISHIMOTO-YAMADA, K., & ITIOKA, T. (2015). Biological notes on herbivorous insects feeding on myrmecophytic Macaranga trees in the Lambir Hills National Park, Borneo. Contributions from the Biological Laboratory Kyoto University 30:85-125.

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