今年のアルバムから。
2058.jpgたぶんヒメシジミガムシLaccobius fragilis。長野にて。
※コモンシジミガムシL. oscillansとのご指摘を頂きました。ヒメは、上翅の縁に点刻がないそうです。ご教示頂いた方、誠にありがとうございます。

ゴマ粒サイズのこの仲間は種数が多いばかりか、解剖してオス交尾器の形態を精査しないと確実な種同定ができない初見殺しの鬼門グループ。

無印のシジミガムシL. bedeliというのを探したい。かつては全国的なド普通種と言われていたのだが、この種が実はオス交尾器でしか識別不能な3種からなっていたこと、そして真のL. bedeli は日本国内で確実に存在する箇所がほぼない超絶珍種であることが、比較的近年に明かされた。
過去に日本各地で無印のシジミガムシが採れたと記された記録は、実はほぼ全てそれに酷似した別のド普通種の誤認のようである。安曇野市レッドデータブックには、古い採集記録があるとして無印が掲載されているものの、当時の標本が残ってないようで、やはり誤認の可能性が否定できないと県版レッドの方に記されている。

死ぬ前に一度で良いから、「今やデジカメで昆虫写真が残せるのに、昆虫を殺して標本を作るなどという野蛮なことを今だ続けている人間の気が知れない」だの、「昆虫は網ではなく写真で撮る時代だ」だの言う人間に、Laccobiusの綺麗な生態写真を100枚送りつけて、一つでも正確に同定してみろと言ってみたい。

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