2104.jpgヒゲブトアリRhopalomastix sp.。シンガポールにて。

非常に小型で、常に生木の樹皮下にのみ営巣する。枯死した木からは決して採れない。東南アジアでは実のところさほど珍しくないが、生息環境が特殊なため普通に探したのでは発見できず、世間では珍種として認知されている。このアリの巣には詳細不明ながらとある共生生物が同居しているらしく、それがこのアリが生木樹皮下からしか得られないことと関係している、と予想している。

ヒゲブトアリは、日本ではとある場所で古い時代にほんの1-2匹得られただけ。日本産アリ類の中でも指折りの希少種に含まれる。近年の生息状況はまったく誰も把握しておらず、生態も不明。巣内に共生生物がいるのかどうかなど、早急に調べるべきことが山積している。
だが、最近よりによってこのアリの生息域で、自然保護を建前に極めて問題の多い条例が理不尽な経緯で強行施行され、文字通りアリ一匹持ち出せなくなったそうなので、上記の謎が解明される日は当分来ない。

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