2016/01/22|Category:海外・東南アジア

熱帯でニシキヘビに遭遇することなぞ滅多やたらとないが、この遠征時では1週間のうちに2度3度近辺で出没した。夜間、川べりを歩いていたら見つけた。傍に座ったら水から上がってこちらへと近づいてきたが、写真を撮ろうとこちらが動いたらすぐきびすを返して水中に入った。2mくらいある個体だったが、マグロカツオ級の信じがたいスピードであっという間に泳ぎ去ってしまった。
2mというと日本の青大将のでかい奴とどっこいどっこいだが、ニシキヘビとしては恐らく生身の人間が一人で戦って勝てるかどうかギリギリくらいのサイズだろうと思い、手を出さないでおいた。アミメニシキヘビは、現在確認されている現存種としては最も長くなるヘビで、性格は筆舌に尽くし難いほど荒い。過去には人を呑んだり噛み殺した記録がある。しかも、この10年20年位の間で複数。
いろんな意味で、人を食った顔をしている。