善吉

2205.jpg先日、ココノツノクニの某所まで行った。ある精霊の潜む隣界に入る許可をとるため。

その現場は街からはるか遠く離れた山奥にある洞窟なのだが、いろんな理由から勝手に入ることが厳重に禁じられている。だが、そこに行かない限り絶対に仲間に出来ない精霊が二人いるため、泊まりがけで場所を管轄する関係省庁へ単身挨拶回りに出向いたのだ。
いつまで居られるか分からないココノツノクニ在住中、いつか必ず行かねばならないと思ってた場所。今を逃したら、もう一生あんな場所に行く機会は作れない。

結論からいえば、許可は取れた。ただし、行く前に地元警察署に出頭し、断りを入れる条件付き。近いうち、ラタトスクのクルーを募って、現場へ行く。何しろ、霊波反応の強いその洞窟は、筆舌に尽くし難いほど危険な場所だ。日本の既知洞窟中でも有数の総延長を誇るそこは、全く観光整備されてない自然の場所。
複雑な立体構造をしており、僅か幅30cm未満の隙間を、泥とコウモリのクソまみれになって這い進まねばならない。今なお先行きを知らぬ通路が幾つかあるらしく、下手に入ると遭難する恐れがある。さらに、内部には底無し地底湖が何箇所も口を開けている。中には縁が高さ5m近くのなめらかな粘土傾斜になっているという、巨大アリ地獄のような地底湖もある。はまったら、自力では絶対に這い出せないのだ。
今までそこそこあちこちの洞窟に入ったクチだが、今回の場所は「戦争」史上最も過酷な作戦になるだろう。そこまでの思いをしてでも、あの紅い奴と白い奴には会わねばならないのだ。

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