空中艦フラクシナス

テナガカミキリと言えば、やはりコレを見ない奴は男じゃない。
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2217.jpg便乗する乗組員Cordylochernes scorpioides。テナガカミキリの、普段翅に覆い隠された腹部背面には高率で取り付いているので、あまりに有名。基本的に移動手段としてカミキリを使うため、カミキリには害をなさないと言われる。時に、同じくカミキリに取り付くダニを食うとも言われる。
体長およそ6-7mmと、この仲間の生物としては破格の巨大種。日本で洞窟や地下のネズミの巣から出るヤツとほぼサイズも見た目も同じに見える。

2218.jpg一番多くしがみつかれていたオス。実に6匹もいた。それぞれ川越、幹本、中津川、箕輪、椎崎、神無月と名付けた。
どの個体も腹節のわずかなヒラヒラを、片手で掴んでいるだけだが、それでも飛行中は強力な羽ばたきの爆風に飛ばされない。たいしたものだ。


上で触れたが、カニムシは虫だけでなく、小型哺乳動物など様々な生物の体に便乗する。種によって、しがみ付く相手の生物分類群にゆるい特異性があるように思える。昔、マレーシアのジャングルで倒れた竹を踏み割った際、中から体長1cm位の真っ赤な超巨大ヤドリカニムシを出したことがあった。毎年のようにさんざ通った場所だが、そいつを見たのはその一回きりだけ。現地には地下性の大きなタケネズミや巨大オニネズミが生息するため、本来はそれらの巣や体にでも寄生しているに違いない。
あいつはこれまでの人生で見たカニムシの中でも最大サイズで、これを越すサイズのものを未だ国内外のどこからも見つけていない。写真だけ撮ってそのまま逃がしてしまったが、今思うともったいないことをした。

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