2333.jpgホラアナヒラタゴミムシJujiroa sp.。四国にて。

見つけた位置関係から察するにJ. nipponicaかもしれないが、不明。地下性傾向の顕著な仲間で、移動能力が低い。メクラチビほどではないにせよ各地で種が分かれている。西日本を中心に、潜在的には相当種数が存在するのだが、その大半が名無しの未記載種。九州にいるものなど、記載されている種のほうが珍しいくらい(そもそも記載種いたか?)。メクラチビよか遥かに採集は楽だし、サイズもでかくて研究しやすそうなものだが。
この仲間は、和名も種により「○○ホラヒラタゴミ」だったり「○○ホラアナヒラタゴミ」だったり「○○ホラズミヒラタゴミ」だったりと、ブレまくっている。統一すりゃいいのに、これ如何に。

山沢のガレ場の石をどかすと、しばしば出てくる。特に、岩の隙間の奥でサワガニが行き倒れて腐っていると、傍で見つかる確率が高い。ただし、この仲間は種により採集難易度が著しく上下する。
本州のある場所で、この仲間のある種をどうしても生きたまま発見せねばならない。しかし、その産地にこれまで通算30回近く通っているにもかかわらず、一匹とて発見できたためしがない。そのエリアでは近年、周縁地域で進行する開発の影響からか地下環境の乾燥化がひどく、多くの地下性生物が極端に数を減らしている。あの種もきっと、他の地下の衆ともども「じゃーなw」と言って消え去ってしまったのだろうか。

2332.jpgイソップの、骨だか肉だかを落としてしまう犬よろしく、水面に写る己を見つめる。たぶん見えてないが。

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