akgnosms

2376.jpg精霊。

北海道と本州の東側に分布し、前者では騒ぐほど珍しくないようだが、後者では見られる場所が相当限られる。
広大な芦原の広がる、ぐじゃぐじゃにぬかるむ湿原に限って生息する。足場が悪く、背丈の高い草が密生する環境で地べたにいる虫を探すのは極めて困難で、活動期のこれを採集しようと試みる者はほとんどいない。
専ら、冬期に朽木内で越冬している個体を掘り出す方法が採用される。しかし、それ故に有名産地では越冬に適した湿原内の倒木が軒並み破壊され尽くすため、出遅れるとわざわざ出かけても一つもこれを見つけられないことが多い。

誰も知らないマイナーな産地で、発見を試みた。環境をなるだけ荒らしたくないので、朽木を壊さず直接目視で活動個体を探してやろうと思い、まだ芦が伸び切らない早春の夜中に湿原を彷徨い歩いた。地面に多くのクロコガネが這い回っている中、ただ一匹だけ様子の違うのが混ざっていた。

トラックバック

http://sangetuki.blog.fc2.com/tb.php/2026-d2254bb3

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する