2409.jpgハマベミズギワゴミムシかアオミズギワゴミムシのどっちか。九州にて。

精霊を探すつもりで苦労して出かけて、現地では精霊だと思って夢中で撮影したのに、家に帰って調べたら偽物らしいことがわかり、FXで有り金全部溶かす人の顔になった。

とある川の河口から数kmまでの範囲は、岸辺が芦原となっており、塩性湿地の様相を呈する。ここで10数年前、余所では発見しがたい精霊複数名が出現した記録が残されている。それらは、潮が引いた水際の藍藻類が堆積したようなところを素早く走り回っているらしい。なので、行けば簡単に仕留められるかと思って出向いたのだが、考えが甘かった。
その川縁は地面が泥質なのだが、この泥がすさまじく柔らかいため、入ると膝どころか腰まではまってしまう。水際まで近づけないのである。かなり頑張ってどうにか水際までの到達を試み、その過程で上の奴が目の前に現れた。泥の上で見たから絶対精霊だと思ったのに。偽物は砂質の所にしか居ないんじゃなかったのか。

目的の精霊は、体が金属光沢を帯びる緑で、翅が多少ともオレンジ。上の奴と、全く同じサイズとカラーリングと体型をしているため、野外で区別することがほぼ不可能である。いや、野外どころか標本を見比べても何が何だか分からない。どうやって区別するんだこれ?図鑑を見ても、まるで要領を得ない事しか書いてない。

精霊は、かつて塩が塩田で作られていた頃、そこに沢山いたらしい。しかし、今は塩の製造方法が変わり、塩田というもの自体が無くなってしまったため、見られる場所が日本のどこからもなくなってしまった。ネットで調べても、「少し前までは塩田跡地に多かったが、つい最近埋め立てられて壊滅した」みたいなことが、既知産地全てにおいて書かれている。実にクソである。

既知産地(もうたぶん滅びているが)はどこも居住区から著しく遠く、件の河口はなんとか近場と呼べる範囲にある場所で、どうしてもここで見つけたかったのだが。もう一度行って、もう少し海に近い辺りで探してみるか。しかし、海に近くなるほど、あの川は水際に寄れなくなる。どうしたものか。

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